先週末、今年もどこかに桜を見に行こうと思ってみたものの、このあたりの桜はすでに満開を過ぎている様子で、北の方へ向かうことにした。
根尾の淡墨桜がいいかなぁとも思ったが、もう葉桜になりかけているようであきらめた。

で、向かったのが、福井県越前市（旧武生市）の味真野小学校。
校庭の真ん中に、樹齢100年以上のエドヒガンの大木が立っている。

朝早かったせいで、見に来ている人もまばらで、のんびりと撮影と花見を楽しむことができた。

撮影していると、カメラマンのおじさんに声をかけられた。
おじさんは、地元の人だそうで、小さい頃はこの小学校に通っていたそうだ。
当時は校舎も木造で、この桜の木のすぐそばに建っていたのだという。

こんな大きな桜に見守られながら小学校時代を送るのってうらやましい。
きっと、この桜はみんなの宝物なのだろう。

桜の周りで思い思いの時間を過ごす人たちを見ながら、来年もまた見に来たいと思った。