ダイヤモンドダスト

東近江市にある西堀榮三郎記念探検の殿堂でダイヤモンドダストを人工的につくりだす実験をやっている。

OLYMPUS E-1 / 50mm F2 Macro + EC-14

ダイヤモンドダストは、日本では北海道なんかで見られるそうで、冷え込んだ空気中の水蒸気がなにかの拍子に凍結をはじめることによって起きる現象だ。
探検の殿堂に行けば、冷凍庫を使ってこのダイヤモンドダストを人工的に作る実験を見ることができる。

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水蒸気が凍りはじめたところ。

ダイヤモンドダストができるためには、気温がマイナス20度くらいで、湿度が高くて風がないというのが条件らしい。
冷凍庫の中で息を吹きかけて水蒸気をつくり、そのなかで注射器にいれたエアクッションをはじけさせて衝撃を与えると水蒸気が凍結しはじめて氷の結晶になる。そこに指向性の強い光を当てるとキラキラと光って見えるというわけだ。
氷の結晶は、どんどん周りの水蒸気を凍らせて成長し、やがて重さに耐えきれなくなって地面に落ちていく。



光が当たったとこだけキラキラと光る。

驚いたのは、衝撃を与えることで凍結がはじまるということ。ダイヤモンドダストは過冷却水に衝撃を与えると凍るという原理と同じだそうで、樹氷なんかもそうらしい。
このあたりの詳しい話は、実際に探検の殿堂に行って聞いてください。



どんどん成長して大きくなっていく。

写真のほうは、最初はモノブロックのストロボの先をアルミホイルで細くして照射しようと思っていたのだけれど、結局うまくいかなくて実験用のマグライトの親玉みたいなのを当てて、三脚を立てて感度を上げて撮った。それでもシャッタースピードが稼げなくて結晶の光が少しぶれてしまった。
こういうのってなかなか難しいですねぇ。

というわけで、大人でもめちゃくちゃ楽しめるので、見てみたい人はぜひ行ってください。
次の開催は5月6日で、だいたい1時間おきに実験が開催されるそうです。

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