春樹さん、残念

村上春樹がノーベル文学賞の候補に挙がっているという噂は聞いていたのだけど、発表が昨日だというのは直前まで知らなかった。
午後8時、コンピュータの前でわくわくしながらノーベル賞のオフィシャルサイトを見てみたら、残念ながら受賞したのは最有力候補のトルコのオルハン・パムク氏だった。
フランツ・カフカ賞を受賞してノーベル文学賞も受賞するなら今年しかないというタイミングだけに残念だ。

きっと、報道関係とか、出版業界とかいろんなところで受賞祝賀の準備していたんだろうなぁと思うと気の毒でもある。
でも、本人はあまりメディアに登場したがらない人なので内心はほっとしてるんじゃないかなんて思ってみたり。

もしも受賞してたら、街中ににわかハルキスト(っていうらしい)が溢れ返ってそれはそれで気味が悪いなぁとも思う。

以下、Wikipediaより「ハルキスト」の引用。


ハルキスト(はるきすと)とは日本の小説家、村上春樹(もしくは村上春樹の小説)の熱烈なファンのこと。単に村上春樹作品を愛好するファンも多いが、ファンの多くは村上春樹による随筆やホームページなどによって村上春樹本人のファンであることが多い。 ハルキストの多くは村上作品に登場する他の文学作品や音楽作品などにも興味を持ち、村上春樹を通して他の愛好作品を見出してくことが多い。特に村上春樹がジャズマニアでありジャズに関する本を出版したり、またその作品中に度々ジャズが登場することから多くのハルキストが作品を介してジャズを聴くにいたるという場合は多い。
出典:Wikipedia

うーん、うまいこと書くなぁ。
かくいうぼくも、スライ&ザ・ファミリー・ストーンを知ったのは春樹さんの小説の中ででてきたのがきっかけだし(たぶん「ダンス・ダンス・ダンス」)、ジャズに興味を持ったのも少なからず影響を受けた結果だと思う。

そんなこんなで、昨日の夜は「羊をめぐる冒険」を引っぱり出して読みはじめてしまった。ちょっと時間をかけて村上春樹を読み直してみようと思っている。

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