E-3は何処へ……代わりにやって来たのは

勘のいい読者の方はすでにお気づきだと思うけれど、ぼくはまだE-3を買っていない。
あれだけ夢中になっていたのはなんだったのだろうか……。

そして、どういうわけか、かわりに別のカメラを手に入れてしまった。

3年前に買って1年も経たずに手放したR-D1……。厳密にいえばマイナーチェンジ版のR-D1sだ。写真に写っているレンズはM-Rokkor 40mm。ズミルックス35mm用のフード12504を装着している。

E-3が発売されてフォーサーズに夢中になっているときに、いわば対極といってもいいこのカメラに回帰してきたというのは、自分でもあきれてしまう。
しかし、以前にR-D1を手放したあとに買ったライカレンズ(ズミクロン50mmやエルマリート28mm)をどうしてもデジタルで使ってみたくなったのだ。
それに、ライカにフィルムを詰めて撮っても、現像したりスキャンする時間がなかなかとれないというのも理由のひとつだ。
とにかくもう一度、レンジファインダーカメラで好きなだけ写真が撮ってみたい……。
そんなことを考えていたら、E-3熱はすっかり冷めてしまった。
そして、R型ライカを下取りに出してR-D1sがやって来たというわけだ。

R-D1を使っていたから、特にカメラ自体に感動はない。
だけど、出てくる画像は新鮮だ。最低感度が200なこともあって、明るいレンズをつけると室内でも平気で手ぶれせずに写真が撮れる。
撮れた写真は、被写界深度が浅く周辺光量は落ちまくり。でも、雰囲気のある写真になる。
逆に言うと、いかにオリンパスEシリーズのレンズが優秀かということがよくわかる。いままでそれを当たり前のように使ってきたからなおさらだ。

というわけで、正月休みはこのカメラで思いっきり写真を撮ろうと思う。
前よりレンズも増えたので、いろんなテストもできるんじゃないかと思っている。

それにしても、このタイミングでエルマリートの故障というのは痛いところだけれど。

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