デジタル・モノクロ


Konica HEXAR RF / M-Rokkor 28mm F2.8 / TMY

うーん、仕事が全然はかどりませんが、ちょっと一息ということでここ最近せっせとスキャンしている旅の写真から1枚。

2000年7月、中国雲南省昆明にて。
日本に帰ってきてから探検の殿堂で写真展をやったときにチラシに使った写真。どちらかというとあまり思い入れのない写真だと思っていたのだけど、今あらためてスキャンしてみたらものすごくトーンが美しいことに気がついた。こういう階調ってデジタルのカラー画像をチャンネルミキサーでがんばって調子を整えてもなかなかできないんじゃないかと思う。ついでにレンズが曇っていたこともあって中心のほんわりとした滲み具合がなんともいい感じになっている。

さすがにたくさんスキャンしていると、スキャン後の処理も最適な方法が見つかってきて、トーンを整えるのも上達してきた(ついでにゴミやキズのレタッチも上手になった)。
モノクロスキャンの画像はスキャン直後はかなりの粒状感なのでNeatImageでちょっとだけノイズを除去。それからトーンカーブでおおまかに濃度を整えて焼込みツールで焼込んでいく。焼込みは暗室でプリントしてるのとほとんど一緒の感覚でいける。暗室よりもよりきめ細やかにコントロールできるので、むしろデジタルのほうがいいかもしれない。
このトーンが病みつきになってしまったので、しばらくはフィルム撮影→スキャンでいこうかと思っている。

っていうのを口実に、今日もフィルムカメラ購入を画策しているわけでした。
今回のライカウィルスはかなりすごいですよ。

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