春の気配


OLYMPUS E-1 / 14-54mmm F2.8-3.5(2005.02.23撮影)

ここのところ、寒さもだいぶ和らいでちょっと春らしくなったんじゃないかなぁと思う。
とかいいながら、ろくに外に出ないので去年のちょうど今頃の写真を1枚。
このとき撮ったものの中に梅が咲いているのが写っていた。ということは、今年もそろそろ梅が咲きはじめているんだろう。

上の写真は、Apertureで現像して、600 x 450ピクセルのJPEGで書き出した。
やっとApertureの使い方にも慣れてきたかなぁといったところ。

というわけで、Apertureの使用感を少々……。

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先週くらいからちょっとずつ、いままでの写真をApertureのライブラリに移す作業をしていて、やっとその作業が完了した。
おかげで、過去の写真を探すのが格段に楽になった。
去年の今頃どんな写真撮ったなかぁなんていうときに、さっと見つかる。いままで、頭の中の記憶のデータベースから「たしかあのとき撮ったはずだ」なんて考えながら探してた作業が一切必要なくなる。ほんとに画期的。

現在ライブラリの中身は16,000枚ほど。すべての写真を一度に表示するとさすがにもたつくし、全体的にきびきび動くとまではいえないけれど、まずまずではないかと思っている。

RAW現像の品質は、あまり褒められたものじゃないけれど、過去に撮った写真を整理するという点においては圧倒的に優れていると思う。


さて、そのRAW現像の方はというと……。

デフォルトの彩度が高めで取り込んだ直後はやや安っぽい色味になっている。
これはE-1に限ったことなのかもしれないけど、他にApertureが扱えるRAWファイルが手元にないのでよくわからない。EOSならいい具合になるのかもしれない。
Capture Oneの場合はカメラごとにプロファイルが用意してあって、デフォルトで各機種に最適な色味になるようにしてあるようだけど、Apertureはそんな手の込んだことはしてなさそうだ。
つまり、すくなくともE-1の場合、Apertureに取り込んだら必ず手を加えないと使える画像にならないということ。これはいただけない。
ちなみに、PhotoshopのCamera RAWの場合も、各カメラごとにデフォルトのパラメータを変えることができる。
カメラのサポートという点では、Apertureはあまり充実していないようなので、このあたりはバージョンアップに期待。

それから、心配していたパラーメータの一括適用だけど、これはCapture Oneに近い感覚でコピー&ペーストできる(Apertureでは「リフト&スタンプ」という)。使い勝手としては合格点。ただ、露出・色温度・コントラストなどの調整値をひとまとめにしてスタンプしてしまうので、露出などをそれぞれ細かくいじったあとに色温度だけ統一して全ての画像に適用するなんてことができない。まず色温度を統一してから露出をそれぞれ整えるという方法で回避は可能だけど、それぞれ独立して適用できるに越したことはない。

また、Apertureの隠れた魅力として、JPEGで撮った場合も色温度のパラータで色味の補正が可能だというのがある(Lightroomもできそうな気がするが)。RAW以外のフォーマット(TIFF、JPEG)をインポートすると便宜上5000Kに設定されて、そこから前後させることで色温度を調整できる。Photoshopだとプラグインを入れないとこういう操作はできないだけに、これはメリットのひとつ。
また、バージョン管理も勝手にやってくれるのでうっかり上書きしてしまうなんてことも防げるし、JPEGオンリーの人も十分役に立つんじゃないかと思う。

ただ、前にも触れたけど、Apertureから書き出される画像の品質はあまりよろしくないので、しばらくは現像ソフトというより画像管理ソフトとして他の現像ソフトと併用するのがいいのではないかと思う。
Web用に書き出したりするにはとっても便利で重宝するのだけど、いまいち美しくないのが玉に瑕なところ。フルサイズのTIFFで書き出してPhotoshopでリサイズしたものと遜色ないくらいだと最高なんだけど。
これも、今後のバージョンアップに期待……。


そんなわけで、もっといろいろ書きたいこといいたいことはあるのだけど、それはまたの機会にきちんとまとめようと思う。

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