スガシカオ「June」のPVに登場するカメラ

こういうの掲載するのってまずいかなぁ。

昨日、スガシカオの「June」という曲のPVを見た。
ドラマ仕立てになっていて、玉山鉄二と長谷部瞳が出演している。写真家を夢見た玉山鉄二が上京して1年で挫折したけれど、故郷に残した恋人にはうその手紙を書いて、やがて手紙のやり取りもなくなっていくのだけど、5年後に彼女から結婚式の招待状が届く……というようなストーリー(思いっきり端折ってるけど)。

で、その中で玉山鉄二が古いレンズシャッターの35mmカメラを使っている。ストーリーから察するに彼女からプレゼントされたものらしい。
気になって調べてみたのだけれど、どこのなんと言うカメラなのかなかなかわからない。
戦後すぐくらいにこの手の35mm判カメラは腐るほどたくさん出ていたようだし、もともとあまり興味のないたぐいのカメラなのでぱっと見てこれだという区別がつかない。
なんとなく思い当たるのは、コニカ IIあるいはIII、オリンパス 35シリーズ、アイレス 35シリーズ、マミヤ 35シリーズくらい。名前に35がつくのは、主流が中判フィルムから35mm判に変わってすぐの頃だったからだろう。

いろんなサイトを見てみたけど、これといった手がかりはなかった。それで、今度はカメラ雑誌の中古カメラ屋の広告のコーナーとか、古いカメラの特集を片っ端から見ていくこと30分。
ミノルタ スカイの記事を発見。あ、そういえば、ミノルタもこういうカメラつくっていたはずだと思ってコニカミノルタのサイトを見たら、それらしきカメラが見つかった。

上記サイトにのっているのはA-2というカメラだけど、この前にAというのが存在するようだ。Aのほうは写真がないのでなんとも言えないけど、A-2の写真を見る限り、距離計部分の横に大きな窓といい、レンズ周りのデザインといい、このAシリーズで間違いなさそうだ。

カメラが特定できたところでこれといった喜びもないのだけど、問題は、なんでこのPVのディレクターはよりによってマイナーな(失礼!)ミノルタ A-2を選んだのかというところ。
いかにもという感じでFM2とかいった一眼レフじゃないのは好感が持てるけど、レンジファインダー型にしても他に選択肢があったんじゃないかと。
ニコンやライカはあまりに王道だから外すのはよしとして(しかも駆け出しなのにSPとかM型持ってたらやりすぎだし)、たとえば他にキヤノンのLマウントカメラあたりでもよかったんじゃないか。P(ポピュレール)とか似合いそうだし。

こういうのって案外スタッフの持ち物でありあわせだったりするような気もするけど、実際のところどうなんでしょ? なんか意図とかあるのかなぁ。

* * *

ところで、先週の水曜日、びわ湖ホールのスガシカオのライブに行ってきた。
ブログで行く人募集したけど、当然のことながら応募はなくて後輩と男2人で行ってきましたよ。

案の定、会場は7割くらいが女性。
プレリザーブでチケットを取ったので席は前から5列目だった。ほんとに目の前にスガシカオがいるわけで……。
前のほうは熱狂的なファンがいっぱいで、いまいちノリについていけないし、できることならうしろのほうの席でまったり見たかったなぁというのが本音だけど。

内容はというと、スガシカオは歌も上手くて(デビューしてすぐの頃にライブに行ったときはあんまりだった記憶がある)、Family Sugarの演奏も上手くて、非常に満足だった。
曲順をちゃんと覚えておこうと思っていたけど、すっかり忘れてしまった。新しいアルバムの曲は全部やったんじゃないかと思う。その他には、「サナギ」「ぼくたちの日々」「あまい果実」「ミートソース」「このところちょっと」「夜空ノムコウ」「ストーリー」「Sweet Baby」「アシンメトリー」っていうところ。

来年2月にはデビュー10周年で大坂城ホールに来るらしい。

それにしても、あれで40歳っていうんだからすごいよなぁと思う。
歳とってますますよくなったんじゃないかと。

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