ローライフレックスの恥ずかしい話
昨日、寝る前にふと思いついて防湿庫(というほど立派なものではなくて防湿ボックス)からローライを引っ張り出した。
持ってることさえすっかり忘れていたほどだったけど、姿を見るとやはりいとおしいカメラだなぁと思った。
すでに3時をまわっていたのにローライをさわり出したら止まらなくなって、それから30分くらいピントを合わせてみたり、からシャッターを切ったり……。しばし時間を忘れて遊んでしまった。
ぼくのローライは3.5Fだ。しかも、レンズはクセノタール。
基本的に、王道より少し外れたところが好きだから、2.8Fではなく3.5F、プラナーではなくクセノタール……というのは表向きの理由で本当のところはそっちの方が安かったというほうが大きい。
それはともかく、久々に、たぶん半年ぶりくらいにローライをさったわけだけど、しばらくして、フィルムも入っていないし裏蓋を開けてみようと思ったら、お恥ずかしいことに開け方がわからない。念のために付け加えておくけれど、ぼくはいままでに何十本とこのローライで写真を撮ってきた。多少お酒が入っていたとはいえ、自分でも驚いてしまった。
そして、15分くらい格闘したのち、やっと開いた。あ、そういえば、そりゃそうよねぇって感じ。
なんとも情けない……。
そんなわけで、いかにぼくがローライに愛着がないかがよくおわかりいただけたと思う(ほんとはそんなつもりはさらさらなくてむしろ好きなカメラなのだけど)。
でも、せっかくだから久しぶりにフィルムを詰めて、しばらく撮ってみるのもいいんじゃないかなぁなんて思っている。