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さて、一夜明けても外山熱はおさまらず、さきほど滋賀県議会議員選挙で外山恒一に悪意の一票を投じてきた。
というのは冗談として、都知事選どうなってるんだろう?
東京のみなさん、外山恒一に悪意の一票を。
なんだか誤解を招きそうなので、いちおう書いておこうと思うけれど、ぼくは彼の気違いじみたパフォーマンスだけをおもしろがって書いているのではない。彼は恐ろしくクレバーだと思う。
あの映像を見て、ちょっとでも興味を持った方は、一度彼のサイトを熟読することをおすすめする。読んでみるとわかるけれど、ものすごく全うなことが書いてある。そこらへんのアイドル議員とはわけが違うのだ。
おそらく(というか、間違いなく)、彼は当選しないだろう。
しかし、すでに奴らをビビらせることには成功したのではないだろうか。
ぼくは60年代に学生だったらおそらく学生運動に賛同していたような人間だから(自分で言ってて馬鹿みたいだけど)、こういうのってかなり好きだ。
国民を馬鹿にしているとか、300万円の売名行為だとか言われているようだけれど、それは従来の価値観に縛られているだけだと思う。そういう人たち(彼の言う「多数派の諸君」だ)が思うほどそんなに簡単に、政見放送であんなことはできないだろう。
現状の権力に疑いを持たず(いや乗っかって)、尻尾を振ってほいほいとついていくほうがよっぽどみっともない。
彼のパフォーマンスは、今の閉塞感漂う日本に一石を投じたという意味で価値があると思う。
現にマスコミからの独占的な情報の一方的配信がそろそろ限界に来ているのではないかという問題(政見放送のネット配信)を提起しただけでもグッジョブだといえるだろう(もっとも「多数派」はすぐに削除依頼を出したようだが)。
まあ、ぼくは勝手に盛り上がっているつもりになっているけど、世の中の大多数の方々は、今日は天気がいいので花見に行って、石原慎太郎に善意の一票を投じて、なにもなかったかのように石原慎太郎が再選を果たすだろうから、それはそれで世の中はそんなもんだろうと思っている。
だからこそ、外山恒一に悪意の一票を!
外山恒一にやけっぱちの一票を!
なんか、これ以上書いたら読者減りそうなのでこのへんで。