Aperture 2 が登場

Aperture 2

アップルから、Aperture 2が発売された。

遅れて登場したAdobeのLightroomが確固たる地位を築いてから、アップルもApertureの開発にはあまり力を入れなくなったのかなぁと思いきや、登場から2年ほどでメジャーアップデート。
ユーザとしては、うれしい反面、予定外の出費にちょっと困ってしまうところだ。

新しいApertureは、新しい画像処理エンジンを搭載し、さらに高速になっているそうだ。
そして、さらに100を越える新しい機能が追加されているということらしい。ほんとうか?

ざっと見たところでは、飛んでしまった階調を復元するハイライト復元機能や、過飽和状態をさけて彩度を上げるヴァイブランシー機能、周辺部の減光を修正するビネット機能、さらにはPhotoshopのコピースタンプ(もしくはパッチツール)のような機能もあるようだ。
ついでにレンズの歪曲収差補正があればパーフェクトなところだけれど、残念ながら実装されていない。

ともあれ、ストレスなく動くようになって(この部分は期待が薄い)、さらに機能が追加されたとなれば、これはアップグレードしないわけにはいかない。
というわけで、さっそくアップルストアで注文した。
ほんとうは今月PhotoshopをCS3にアップグレードしようと思っていたのに、これで先送りになってしまった……。

* * *

ところで、いままで何度か書いてきたけれど、Apertureは残念ながらE-1のRAWと相性がよろしくない。バージョンアップして、どのくらい改善されたかは楽しみなところだけれど、それもあまり期待できなさそうだ。
実は、Apertureが登場したときから気になっていたのだけど、仕様には、オリンパスのRAW形式「.ORF」が書かれていない。実際には現像できるし、カメラ機種としてもサポートされているのだけど、いかにオリンパスの一眼レフがアップルの眼中にないかがよくわかってしまう。

E-3の普及でこのあたりも改善してほしいところだけれど、RAWサポートのページには、なぜかE-3の名前すらないところが悲しい。
確か、前のOSアップデートで対応したはずだったと思うのだけれど。

と思ったら、勘違いだった。そもそもE-3の購入を先送りにしたのはApertureの対応が遅れてるからだというのをすっかり忘れていた。
すでに後から発売されたD3や1Ds IIIに対応しているというのに……。

そんな不信感満点のApertureだけれど、インターフェイス的には最高で、今後とも末永くつきあっていきたいソフトだと思っている。
ついでにR-D1のRAWにも対応してくれないかなぁ、って、オリンパスでさえこの状況なのだから、無理だろうなぁ。

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