ニコンのデジタルレンジファインダー?
へんな夢を見た。
zenqさんが(夢に勝手に登場させて申し訳ない……)、新しいカメラを買って見せびらかしに来ていたのだけど、それが、ニコンの新しいレンジファインダーなのだ。もちろんデジタル。
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どういうわけか、マウントはM42で(どうやって距離計連動させるんだろう)、筐体自体はR-D1と同じでコシナがつくっているようだった。イメージとしては、ベッサのニコンSマウント機のような感じだ。
カメラを手に取って構えてみたら、見た目はR-D1とほとんど同じくせに、妙に持ちにくい。ぼくは、その場にいた人(zenqさん以外にも何人かいた)に、ニコンというのは、いかに人間工学を無視したいただけない設計になっているかについて熱く語ってしまったのだけど、総スカンをくらってしまった。たいていのカメラ好きな人というのは、おうおうにしてニコンというメーカーに強い思い入れがあるものだ。ぼくはあまり好きではないけれど。
さらにこのカメラには、4インチくらいの外付けモニタがケーブルでつながっていて、ライブビューで正確なピント合わせができるのが売りだということだった。というか、M42マウントなら距離計と連動しないからピント合わせはライブビューのみということになるけど、ちょっと微妙な仕様かと思う。撮像素子が大きいマイクロフォーサーズみたいな感じだ。そもそもそれではレンジファインダーとは呼べないわけで……。
まあ、夢にとやかく言っても仕方ないけれど、いずれピント合わせがライブビューのみのカメラが大部分を占める時代が来るんだろうなぁと。
たとえばライカのようなブライトフレームの光学ファインダーで中央だけピント合わせ用にライブビューのデジタル画像を投影するなんていう方式の新レンジファインダーとかでてくるといいなぁなんて妄想も膨らんでくる。
オリンパスさん、どうですか。昔からのユーザには受けるんじゃないかと思うのだけど。
追記 2009.02.09
ニコンの逆回しについて調べてみたら、ニコン自身が書いてる文章を見つけたので引用。
そして最新の高性能機「Nikon F5」にも勿論「F マウント」は引き継がれている。
しかし、一部には「馴染めない、使いにくい」との指摘を受けたものもあった。
そのひとつは、レンズをマウントに当てて反時計方向(左ねじの方向)に回して装着する=「レンズ装着時の回転方向が人間の感覚と逆」というものである。
また、「レンズのフォーカスリングを回す方向が内外の大多数のレンズと逆」という指摘もあった。
しかしこれは、「従来からのお客様を大切にする」ポリシーの現れで、それまでの S 用レンズのユーザーが戸惑わないようにそれぞれの回転方向を揃えたのである。ところで、S 用レンズの着脱とフォーカスリングの回転方向は、マウント形状が共通な「コンタックス」と同じであった。 Nikon | ニコン物語 | 第6回 遡るニコン史 〜 Nikon F(その2)より引用
「従来からのお客様を大切にする」ポリシーとは、うまいこというもんだ。で、全部コンタックスのせいですか。
でもそれって、使い勝手に対するポリシーが全然ないってことじゃ……。Fマウントの次のマウントも、やっぱり逆回しになるんだろうなぁ。
まあ、使えば慣れると言われたらそれまでなのだけど。