ドイツからやって来たパンカラー
5Dがやって来た高揚感と、ちょっとした出来心でパンカラー50mm F1.8を手に入れてしまった。人生はじめてのツァイスレンズ(イエナだけど)。
本当は、ゼブラカラーのがほしいと思ってネットをいろいろ見ていたのだけれど、この後期型の黒鏡胴のをオークションで見つけて試しに入札してみたら、あっけなく落札してしまった。
しかも、出品者はドイツ在住の方で、国際郵便で今日届いた。
このレンズの本来の生まれ故郷であるドイツからはるばる海を渡ってやって来たというのは、なんとも感慨深い。
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見た目は、フレクトゴン35mm F2.4とほとんど同じでぱっと見ただけでは見わけがつかない。
フレクトゴンもいずれは(というかずっと前から)ほしいので、そのときのことを考えると、パンカラーがゼブラでフレクトゴンが黒鏡胴というのが理想的ではある。いっそのことゼブラも手に入れて撮り比べというのもありか......。この手のレンズは安いのでそんなことまで考えてしまう。
ヘリコイドは滑らかさに欠けるけれど、値段とこのレンズがつくられた当時のことを考えたら仕方がないかなぁということろ。ゼブラの時代のほうが滑らかだったりするのだろうか。
ヘリコイドの回転角はかなり大きく、最短撮影距離の0.35mでほぼ1周回転するほどだ。AFの小さな回転角に慣れてしまっているので、まわしてもまわしてもレンズが繰り出す感じ。
EOS-M42のアダプタは近代インターナショナルのものを入手した。
残念なのは、絞り込みピンが常時押しっ放しになるタイプのもので、このレンズにはせっかくマニュアルとオートの切り替えスイッチがあるのに常に絞り込んだ状態になってしまうということ。開放でピントを合わせて、スイッチを切り替えて絞り込んで撮影というのができない。おまけにレンズの指標がマウントの真上12時の位置に来ないのも残念。
このアダプタは、オート専用のレンズが来たとき用にとっておいて、従来のタイプをもうひとつ買おうかとか考えてみたり......。
ともあれ、久しぶりに35mm判に標準50mmレンズという組み合わせで初心に帰って写真を撮ってみようと思っている。
実は、このレンズでゴールデンウィークにちょっとしたことを企んでいるので、ぜひお楽しみに。
詳細が決まり次第、ここで紹介します。