モノクロ化 - Black&White Studio

Black&White StudioというPhotoshopのプラグインを見つけた。
いままで、モノクロ化するときは、チャンネルミキサーでインストールCDについてくるプリセットの「Grayscale Standard」というのを使って微調整を加えていたのだけれど、このプラグインはすごい。
フィルムシミュレーションができて、Tri-XとかT-MAXとかHP5+(マニアック!)とか選べるようになっている。さらに、プリントの印画紙の号数が選べたり、引き延ばしレンズの絞り値を変えられたりと暗室やってた人にはうれしい機能が満載。ゾーンシステムもシミュレートできるみたいで(そこまでやるか!)、恐ろしくよくできている。

あまりにもうれしかったので、ちょっと実験してみた。

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以前紹介した写真を、B&W Studioプラグイン、チャンネルミキサー、「彩度を下げる」コマンドでそれぞれモノクロ化。プラグインはフィルムTri-Xで印画紙3号にしてみた。チャンネルミキサーはGrayscale Standardのデフォルト値(R:24%, B:68%, G:8%)。「彩度を下げる」はコマンドを実行したのみ。
プラグインの画像はデモ版のため「DEMO」 の文字が入っている。
使用した画像はE-1のRAWで撮影したあとCapture Oneで現像。




B&W Studioプラグイン






チャンネルミキサー




「彩度を下げる」コマンド




元画像


もう少し使い込んでみないとなんとも言えないけれど、なかなかいい感じ。壁のディテールなんかは、プラグインのが一番モノクロフィルムっぽくなっている気がする(もっとも、印画紙のパラメータもいじってしまったので、他と全く条件が一緒ではないけど)。

とにかく、操作的にも迷わずに使えるし、チャンネルミキサーのRGBの配分で悩まなくてもすむ。ただ、チャンネルミキサーでも同等の結果は得られないこともないので、このプラグインに75ドル出すかどうかというのはちょっと問題かな。
30ドルくらいなら即買いなんだけど。

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