先日、ちょうど撮影する機会があったので、便乗してスーパーグラフィックも出動させてみた。はじめての4x5ポジ。
入射光式のスタジオデラックスとE-1を参考に露出を決定したけどやはりアンダーだった。なるほど、大判でポジをやろうと思うとスポット測光の露出計が欲しくなる。
それから相反則不軌の影響もあるのか?
さらに、ピント。
絞り込んで被写界深度を稼ぎたいところだけど、風でのれんがばたばたしてるのでできれば早いシャッタースピードで撮りたい。でもそうすると建物がぼけてしまう……。というわけで、はったりでスウィングを使ってみた。
シャインフリュークの法則がよくわかっていなくて、やみくもに前枠を振ってみたのだけれど、なんだか微妙なピントになってしまった。上の屋根の部分がやけにぼけてしまっている。
家に帰って復習して、なんとなくコツはつかめたような気がするが、まだまだ道のりは長い。
ともあれ、建物の垂直がびしっと出るというのは気持ちがいいものだ。
建築写真にはまるっていうのも悪くないなぁなんて思ってみたり。
2週間ほど前くらいから、急に大判に興味が湧いてきて、いつものことながらいても立ってもいられなくなって、ネットやら本やらでいろいろ調べてみた。
いままで大きなフィルムといえばブローニーが精一杯。4x5以上は未知の世界だっただけに、調べだしたらおもしろくて、この2週間で大判に必要なものをひと通り揃えてしまった。
カメラ本体はもちろんのこと、シートフィルムホルダー、ポラホルダー、ピントルーペなどなど。それから、フィルムとフィルム現像後の乾燥用クリップも。
そして、満を持して迎えた今日、ついに人生初の4x5で写真を撮った。
昨日ヨドバシから届いたフィルムを恐る恐るダークバックの中でホルダーに装填し、とりあえず2カット分を用意。それからあらかじめフィルム現像の準備をしておいて、さっそく試し撮りに出かけてきた。
どんなのが撮れたかというと……。
上下左右逆さまのファインダーで、いまいちフレーミングがよろしくない。それから、1枚目は画面左側のピントが甘いようだ。
ついでに、フィルムにはけっこう傷が入っていた。これはおそらくホルダーに装填するときのものと思われる。
ちなみにフィルム現像は、手持ちの道具でできることから、ロールフィルム用のステンレスのタンクに2枚を向かい合わせて入る方法。この方法は、一度に2枚しか現像できないけれど、少量を処理するにはちょうどいいようだ。はじめてのわりには現像ムラもなくうまいこといったのではないかと思う。
それにしても、できあがったネガは恐ろしいまでの情報量。木の枝の細かい部分まで全部写っている。
F-3200で1600dpiでスキャンして約7000x6000ピクセル、デジカメの画素数で言うと4200万画素。そりゃあすごいはずだ。
カメラについては、のちほどあらためて詳しく書こうと思うけれど、グラフレックスのスーパーグラフィックで、レンズはコダックのエクター127mm F4.7 。
まさか、自分がスピグラ(厳密にはスピグラではないのだけど)を買うことになろうとは思ってもみなかったのだけど、そのあたりのことはカメラ編で。
というわけで、しばらくの間、大判で彦根の町を撮っていこうと思っている。
まだ実際に見たことはないのだけれど、ファブリーズのCMにベージュのパンダが登場しているようだ。Pandagraphy経由で知った。
このファブリーズのCMシリーズってなかなかおもしろい設定だ。
このパンダ、色がベージュってところがなかなかよい。
うちのパンダも、あと5年くらい乗ったら違う色に塗り替えようかなぁなんて思ってしまう。白とかベージュとかのソリッドカラーにしたい。
それにしても、パンダ故障しやすい車の代名詞的に使われてるのってどうなのか。
まあ、愛嬌があってぴったりなんだろうけど。
土曜日にパンダに乗ってふらりと岐阜へ行ってきた。詳しいことはこちらのミラー(?)サイトで。
久々にR-D1sとGR DIGITALという我がフル装備で挑んだのだけど(といってもこの2台は普段から必ずカバンの中に入っている)、けっきょく撮ったのはありきたりな見晴らしのいいところからの風景だけ。
それはともかく、R-D1sにM-Rokkor 40mmを装着した換算60mmに慣れてきて、よっぽどのことがなければこの画角だけで不自由なく撮れる感じだ。
厳密に比べたことがないのでよくわからないけれど、感覚としては銀塩ライカに50mmをつけているのと大差ない。R-D1sのブライトフレームは非常にあいまい(というか視野率が低い)なので35mmのフレーム(換算53mm)で40mmのレンズがちょうどいいというあたりもミソかもしれない。というか、写る範囲は別として、ファインダーフレームとしては50mm相当のものを見ているのだから当然といえば当然なのだけど。
というわけで、サイズ的にもデザイン的にもR-D1sにジャストフィットなM-Rokkor 40mmだけど、上の写真でもわかる通りけっこう簡単にゴーストが発生する。逆光のときにはフレアによってコントラストも落ちる。
まあ、格好重視で12504フードを付けているのも原因のひとつだろうけど、もう少し逆光に強ければ常用レンズとしては文句のないところ。
* * *
岐阜の写真を数枚ギャラリーにアップしたのでぜひどうぞ。
実は上記フォトログのコーナーにたまに思い出したようにぽつりぽつりと写真をアップしているので、おひまなときにご覧いただけたら幸いです。
もう少し整備したら大々的に公開しますが、いまのところは細々とアップしていく予定です。
このところハードディスク関連にばかりお金がかかる。
2月のはじめにPowerBookのHDDがクラッシュ。さらには先日iPodのHDDも不調になり交換。それから、これは故障とは関係ないけど自宅用に外付けHDDを追加した。
わが家のPowerBookは、15インチのG4-1.5GHz。MacBook Proに変わる3世代前くらいのモデルだ。買ってからすでに3年以上が経過している。
去年の年末前にも調子が悪くなって、HDDを再フォーマットしたところだったのだけど、今度は本格的に調子が悪くなって、起動さえできなくなってしまった。
おそらく原因はHDDの不良によるものだと思っていたので、思い切って自分でHDDを載せ替えることにした。
昔使っていたPowerBook G3のときは、キーボード側から内部にアクセスできるように設計されていたので簡単でよかったけれど、アルミニウムの筐体になってからは、そう簡単にはいかないようだ。
いろいろ調べてみたところ分解に関していくつか参考になりそうなサイトが見つかった。
実は、以前にPowerBook G3をばらして液晶のバックライトを交換したことがあって、分解にはなんとなく自信があったけど、今回はなかなか手ごわかった。
トップケースをはずすのがものすごく難しいのだ。どこのサイトを見ても、みんな苦労したようで、ぼくも最後は半ば力任せにこじ開けてしまった。
開けてしまえばあとは簡単で、キットカットで購入したHITACHIの2.5インチ120GBのHDDに交換。無事復活した。
以前にジャンクiPodを復活させる記事を書いたけれど、今度はさらに一歩踏み込んでHDDの換装。
前の記事のiPodはわけあっていまは手元にないのだけれど、今回HDDを換装したのは、かわりにやってきたモノクロ液晶の第4世代iPod 40GB。このモノクロiPodもジャンクで手に入れて再フォーマットして使っていた。
さて、その後調子の悪くなったモノクロiPodは、俗に言う「サッドアイコン」が表示されて、HDDがまわり出したかと思うと途中で力尽きて止まってしまうという症状だった。おそらくHDDが物理的に壊れているであろうと思われる。ということは、HDDさえ交換してしまえば元通り復活するというわけだ。
さっそく分解してみることにする。
iPodは一見分解しにくそうに見えるけれど、実は側面の隙間にテレホンカードを差し込むことで簡単に開けることができる(でも、テレホンカードっていまどきないよなぁ。ぼくは使い古しのJスルーカードを使った。これもレアか)。
取り出したHDDは、東芝の1.8インチで、型番はMK4004GAHというものだった。
4世代以降のiPodは、東芝のMK◎◎◎◎GAL(5mm厚)、MK◎◎◎◎GAH(8mm厚)であれば動くようだ。3世代以前は専用のものでないとだめらしい。
オークションで探してみたら、iPodから取り外したと思われるジャンクが大量に出品されていた。しかし、これではまた同じことになりかねない。できれば新品がいいなぁと思って探していると、うまい具合に見つかった。20GBのMK2006GAL。で、4000円ほどで無事落札した。
もともと載っていたのとは容量も厚さも違うけど、繋いでみるとちゃんと動いた。
が、ここでまた問題発生。ディスクユーティリティでフォーマットしようとするとうまくいかない。しかも、容量が2.6GBと表示されている。うーん、失敗か。
まあ、最悪2.6GBのiPodでも仕方ないかと思っていたところ、なにかの拍子にフォーマットに成行。さらにiTunesで復元したら、見事20GBとして認識された。
これで、また安心iPod生活が送れるようになった。
iPod分解は、実はとても簡単でしかも格安で修理できるのでかなりおすすめ。
だけど、当然のことながら分解した場合は保証など利かなくなると思うのであくまでも自己責任で。保証期間内なら正規修理に出したほうが無難かと。
3つ目は外付けHDDケース。
過去の写真データのバックアップのために我が家のiMacに外付けHDDを増設することにした。
HDDケースは、最近ではUSBかeSATA接続のものばかりで、FireWireのものがめっきり少なくなってしまった。でも、iMacはeSATAでは接続できないし、HDDをUSBで繋ぐのは生理的に好きではない。必然的に少し前のFireWire接続の製品しか選択肢がないということになり、センチュリーの「ドライブドア テラMacx」というATAのHDDが4台収納できるケースを選んだ。
今どきはHDDもSATAが主流になっているけれど、テラMacxは少し古いモデルなのでATA仕様になっているが、まあ仕方がない。幸いFireWire 800にも対応しているので、速度はともかくいままで遊んでいたiMacのFireWire 800ポートが有効利用できるのでありがたい。
さて、HDDは4台まで入れることができるわけだけど、当然のことながら4台も一度に買う財力はないのでひとまず500GBを1台買って、さらに、以前に買っていたLacieのポルシェデザインの250GB外付けHDDを分解して中のHDDを移植することにした。そのまま使ってもいいのだけれど、テラMacxに組み込んだほうが電源がひとつですむのでスマートだ。
このポルシェHDDもiPodと同じように筐体のすき間にテレホンカードのようなものを差し込むことで開けることができる。
中から出てきたのはSeagate製HDDだった(まあ、システムプロファイラを見れば分解しなくてもわかるけど)。
新しく買った500GB(これはウェスタンデジタル製)といっしょにテラMacxに組み込んで合計で750GB。これでしばらくは大丈夫だろうと思う。
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というわけで、ここ最近のHDD増設は以上。
なんだかんだと結構な出費になってしまった。
ヨドバシ.comで調べ物(というのもへんだけれど)をしていたら、「E-420」という表記を見つけた。
なにかの間違いじゃないかと思ってオリンパスのサイトを見たら正式に発表されていたようだ。
ニュースサイトよりも先にヨドバシで見つけてしまったものだからびっくりした。
さて、E-420はとりあえず置いておいて、25mm F2.8のパンケーキレンズが気になるところだ。
こういう薄いレンズがラインナップにないがために、いままでE-410、E-510の魅力がいまひとつだった。この手のレンズでいくとペンタックスのDA40mmがあるけれど、あちらはボディがモデルチェンジごとに肥大化していてお世辞にもコンパクトな一眼レフとは言えなくなってしまっているのが実情。しかも、ペンタックスのパンケーキが換算60mmなのに対してこちらは換算50mm。E-400系、500系ボディとの相性は抜群で小型軽量一眼レフのオリンパスならではといったところ。
値段は4万前後でちょっと高めだけれど、このレンズは売れるんじゃないかと思う。というか、ぼくもボディと一緒に欲しい。
開放が2.8だから、E-510の手ぶれ補正と組み合わせてお手軽お家カメラにするのがいいかなぁとか、中古で3万前後のE-500を買ってこのレンズ専用機にしようかとか、すでに考えはじめてたりもする。
このところキヤノンに浮気気味だったのだけど(といってもなにも買っていない。欲しいなぁと思ってただけ)、一気にオリンパスに戻ってきた感じだ。まあ、気持ちの問題。
この調子で単焦点レンズを充実させてくれたら言うことない。
オリンパスさん期待しています。
修理に出していたE-1が帰ってきた。
先週のはじめに出して、今週の火曜日に帰ってきたからちょうど1週間。
2万円以上かかる場合は見積りがほしいと伝えてあったのだけれど、結局なんの連絡もなく1週間後に帰ってきて、料金は18,648円だった。
修理工料が12,000円で、交換部品代が5,260円。ということは、シャッターはユニット交換ではなく修理だったようだ。
4万以上かかるようなら中古で買い直すかとか、いや奮発してE-3をとか考えていたのが馬鹿らしくなる。
シャッターの修理と一緒に、グリップラバーのはがれとメディアスロットカバーのロック解除がおかしくなっていたのも直してもらった。グリップは新しいラバーに交換されていた。
というわけで、購入から丸4年以上が経ったE-1は、これからも現役で活躍する予定。
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で、上の写真はE-1が入院している間に急遽zenq氏に借りた50mm F1.2で撮ったもの。絞り開放1.2ではふんわりと甘いピントだけど、F2まで絞るとしゃきっとする。
それにしてもニコンは古いレンズでも焦点距離と開放絞り値を入力しておくとEXIFにも記録されるようになっていて偉いなぁと思う(たぶんD200以降)。
ただ、レンズ着脱時の回転方向と露出インジケータの向きだけはどうにも馴染めないけれど。