手巻きたばこに挑戦
たばこ1本1円値上げの報道を聞いて、ふと手巻きたばこのことを思い出した。ヨーロッパでは市販の紙巻きたばこが異常に高いので手巻きがポピュラーだと聞いたことがある。
旅行しているときは、ヨーロッパ人が手巻きたばこを巻いているのをよく目にした。日本人でも手巻き派の人が比較的多かった気がする。
ま、もちろん、たばこ以外のものも巻いていたのだけれど……。
ということで、さっそく手巻きたばこに挑戦してみることにした。
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ぼくは、手巻きたばこといえば「ドラム」に「リズラ」だろうと勝手に思い込んでいたので、ドラムともうひとつゴールデン・バージニア、それにリズラの巻紙をいくつか注文した。
(うちの近所にはそういうのを扱ってるたばこ屋がないのだけれど、こういうとき通販って便利ですね)
大雪のせいか、発送したというメールが来てから5日くらいかかって、昨日無事届いた。
手でちゃんと巻く自信はまったくないのでローリングマシーン(たばこ巻き機)も一緒に買った。それから、リズラの巻紙もたくさん……。絶対そんなに使わないだろうっていうくらい買ってしまった。
ともあれ、さっそく巻いてみることにする。まずはドラムから。
いろいろネットで調べながら、ローリングマシーンに付属している説明書を読んで巻いてみた。が、なんじゃこりゃってくらい細いのができあがってしまった。葉っぱをどれくらい詰めたらいいのかがよくわからない。
でも、こういうのってネットが発達してから敷居が低くなったんだなぁと思う。昔だったらたばこ屋の親父に手ほどきを受けて、よくわからないまま試行錯誤するしかなかっただろう。
ひとまず、記念すべき人生初手巻きたばこを吸ってみることにした。
うーん、味は悪くない。かといって、「うまい!」っていうほどでもない。どちらかというと、アジアの国で売ってるたばこ寄りの味。両切りだからといってむちゃくちゃきついわけでもないみたいだ。
続いて2本目を巻いてみる。
今度はいいくらいの太さに巻けた。それにしても、このローリングマシーン、おもしろいくらいに簡単に巻ける。これがあったらいつまでたっても手で巻けるようになれないんじゃないか。
巻くの楽しくて、量産体制に突入。やっぱり市販品みたいにきっちり詰まった感じで巻きたいので葉っぱをたくさん入れて巻いていたら、カチカチのがたくさん巻き上がった。
さらには、入らない紙を吸い口にいれて簡易フィルターにしたタイプもつくってみた。
うーん、おもしろすぎる。吸うのよりも巻くのに夢中になってしまった。
実は、あとになってわかったのだけれど、カチカチに巻いたのは空気が通らなくて吸いにくい。適度にスカスカになってないと吸いにくくてしょうがない。
何本か巻いていくうちにやっと好みの詰め具合というのがわかってきた。
これで、もう少し上手になって、吸うぶんだけその場でさっと手で巻けるようになったらいいなぁと思う。仕事が煮詰まったときなんかに、おもむろにたばこを巻いて吸うってのはいい気分転換になりそうだし。
というわけで、手巻きたばこはとっても楽しかったわけだけど、これを日常化できるかというと、ちょっと難しそう。結局昨日も昼間にたくさん巻いたにもかかわらず、夜にのみに行くときには普通にセブンスターを買ってきてしまった。さすがに外で手巻きというのはちょっと気が引けるし。
さて、この手巻きたばこ、いつまで続くことやら……。