飯盛木
先々週に撮っていたのだけれど、連休を挟んでしまってサイトリニューアルとかしているうちにすっかり忘れていた。賞味期限切れにならないうちにということで、多賀町の飯盛木の写真を数枚。
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この大きな木は、飯盛木と呼ばれるケヤキの木。元正天皇の時代に天皇の病気平癒祈願のために杓子が謹製され、その残り枝を地面に挿したら大木になったと言い伝えられているそうだ。
かつては12本か13本あったそうだが、いま残っているのは2本で、上の写真で手前に見えるのが女飯盛木、その奥にあるのが男飯盛木と呼ばれている。
推定樹齢は300年以上、滋賀県下最大級のケヤキの木である。
数年前から気になっていたのだけど、近くまで行ってみたのはこれが初めて。
実は、上に書いてるようなこともいままで全然知らなかった。
実際に近くまで行ってみると、飯盛木は思ったよりも巨大だった。根元に大きな空洞があり長年風雨に耐えてきたことを物語っている。幹には蔦が絡まってその新緑が美しい。
この日は春を感じさせるとてもいい天気で、のどかな風景の中でしばらく時間を忘れて大木に見とれてしまった。
たまにはこういう時間を過ごすのも悪くないものだ。
と、ここまで書いて8世紀の大木が推定樹齢300年っておかしいじゃないかということに気がついた。確かに滋賀県がつくってる案内板には300年以上って書いてるけど、この「以上」ってのがミソなのか、それとも伝承はあくまで伝承ということなのか……。
ちなみに、つい最近近くを通ったらすでに新しい葉がたくさん生えていて緑が濃くなっていた。日々表情が変わっていく大木を1年間追い続けるのもいいかもしれない(とかいいながらいつも実行に移せないのだけれど)。
飯盛木について調べてるときに巨木の写真を撮ってる人のサイトを見つけたのでリンクを貼って起きます。この飯盛木や湖東町南花沢のハナノキ、多賀の桂の木も載ってました。