液晶ディスプレイ SAMSUNG 214T を買った

SAMSUNG 21.3インチ液晶ディスプレイ 214T (UXGA)
日本サムスン (2005/12/12)売り上げランキング: 35943


Cubeを里子に出して、かわりに自宅でPowerBookを使うために液晶ディスプレイを買った。

アップルのノートを閉じたまま外部モニタで使うにはApple純正の方がなにかと融通が利いて便利なのはわかっていたのだけれど、懐具合の問題であえなくサムスンのディスプレイということになった。

サムスンの214Tは、ワイドじゃない21.3インチの液晶で、少し前のモデル。
それでも表示解像度は1600 x 1200でシネマの20インチよりも縦に200ピクセルほど広い。
いままでずっと頭がワイド液晶一辺倒になっていたのでノーマークだった。実は縦方向に広い方がなにかにつけて使いやすいし。

しかもこのディスプレイは中古で4万代前半と、なかなかお買い得だった。
デルの格安ワイド液晶と最後まで迷ったのだけど、デルを買うというのはあまりにも魂を売りすぎてるんじゃないかということで(デルユーザのみなさま失礼)、サムスンにした。パネル自体を内製しているという安心感もあるし。ま、結局イメージの問題でしかないのだけど、それにしても最近のサムスンのイメージは格段によくなったものだと自分でもびっくりした。

さて、このディスプレイの使い勝手はというと……。
やはり、アップル純正の使い勝手は望めない。というか、すでにUSBハブの機能さえない。
シネマの場合だと、ディスプレイ側にUSBとFireWireのポートがあって、普段使う機器はそこにケーブルを刺しっぱなしにしておけば、PowerBook本体とは1本ずつつなぐだけで済む。ハブを新たに買う必要もない。

それから純正の場合は、ディスプレイの電源ボタンで起動が可能だということ。これは、うっかりしていた。
PowerBookを閉じて使おうとした場合、サードパーティー製のディスプレイの場合、いったん開いて起動させておいてそのあと閉じてスリープさせてからDVIコネクタを接続するという手順になる。ものすごく面倒だ。
だから、いまのところは、終了させないようにして出かけるときなどは常にスリープにしている。で、必要なときには再起動。極力終了させないよう注意が必要だ。
OS Xになってからは、使わないときは終了するのではなくスリープさせておくのをアップルも推奨している。首振りのiMac G4になって以降、電源ボタンが背面に配置されたことからもそれはよくわかる。もちろん、メモリの解放やスワップファイルのクリアのために定期的に再起動するに越したことはないが、普段遣いの場合にはあまり気にしなくてもいい。
実際Cubeも、再起動するのはOSのアップデータをインストールしたときくらいで、あとは平気で1月も2月も再起動せずに使っていた。

さて、話はそれてしまったけれど、次は肝心の画質。
正直なところまだよくわからないけれど、コントラストはかなり高目に感じる。ギラギラしてるというか、キリキリしてるというか……。
Eye-One Display 2でキャリブレーションをしたので、とんでもない色では表示されてなさそうだけど、とにかくどぎつい感じがする。それから、画面もかなり明るい。

グラデーションの滑らかさは、この価格のディスプレイとしては、仕方がないかなぁというところ。
試しにPhotoshopで000 000 000(黒)から255 255 255(白)のグラデーションをつくってみたところ、見事に盛大なトーンジャンプが発生していた。
こういうのを見てしまうと、仕事で使っている旧シネマはなかなかいいパネルだったんだなぁと実感する。
ま、なにかにつけて値段相応だということで我慢することにする。

あとは、中古だからかどうかはわからないけど画面の左右で若干明るさに差があるように見える。左のほうがかすかに明るい。ま、このあたりは最初から中古を買う時点である程度あきらめていたことなのでこれもよしとする。

というわけで、買ってそうそうに文句ばかり並べてしまったけれど、費用対効果という点ではなかなか満足している。
なにしろいままで机の上のほとんどのスペースを占領していたCRT(Apple Studio Display 17インチ)が液晶になってテーブルが広くなったのが一番嬉しかったりする。
デザイン的にもぎりぎり許容範囲というところか(ほんとにぎりぎりだけど)。

さすがにいまから買う人にこのディスプレイはお勧めできないけれど、ねぇ。

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