アートかぁ、アートねぇ
西堀榮三郎記念探検の殿堂で開かれた「おもいっきりART」というイベントに参加してきた。
画材を自由に使って自由に描いて子供たちにアートを身近に感じてもらおうというコンセプトのイベント。
ぼくは、絵を描くのが苦手で(ま、絵がうまく描けたら、きっと写真は撮ってないだろう)、描くにしてもお手本通りにきちんと描かないと気が済まない性格だ。
だから自由になにを使ってなにを描いてもいいと言われると逆に困ってしまう。
子供たちは無邪気に手や足に絵の具を塗りたくって、キャンバスの上を走り回っていた。
30分くらいその様子を眺めていたのだけれど、けっきょくぼくも裸足になって、子供たちと一緒に足跡をつけて走り回った。
果たしてこれがアートと呼べるのかは置いておくとして、こんなふうになんの制約もなく自由に色を塗りたくれるっていうのは、なかなか気分がいいものだ。
いままで、学校の美術の時間に決められたことをしていたのとはまったく別の感覚。
ただ、写真でもそうだけれど、わけのわからないものを撮って「芸術」だとか「アート」だとかいうのは、ぼくはあまり好きではない。ほんとは芸術なんて誰にもわからないのかもしれないのに、みんなで知った気になってるのが嫌いなのだ。
そういう意味では、少なくともぼくは写真では、「芸術」とか「アート」とかそういう言葉は使いたくないなぁと。