ガンジス河でバタフライ
帰省したときに偶然「ガンジス河でバタフライ」の後編を見た。
長澤まさみが主演で、ほんとうにガンガーで泳いだという話はニュースで聞いていて興味があったのだけれど、放送日までは知らなかったので、後編だけとはいえ運よく見れてよかった。
インドが舞台のドラマといえば、沢木耕太郎の「深夜特急」のドラマ版だ。これはもう決定版!
あのときはバックパッカーブームで、ぼくも例にもれず旅に夢中だった。そのあと、沢田教一を扱ったドラマとか、「地雷を踏んだらさようなら」とか、アジアものが流行ったように思う。
そんなブームもすっかり去ってしまったころに(というか、ぼくがバックパッカーから足を洗っただけか)、ひさびさのアジアドラマということでちょっとうれしくなってしまう。
内容はというと宮藤官九郎が脚本というだけあって、はちゃめちゃだった。それでもインドでのいろんな出来事の描写は、思わずそうそうインドってそんなのよねぇって相づちを打ちたくなるような、あまり嘘くささがない感じに仕立てられていて好感が持てた。
途中のホーリーのシーンなんか、ほんとに懐かしかった。ぼくもあんなふうにホーリーに巻き込まれて色だらけになったことがある。色水だけじゃなく、道を歩いていたら建物の屋上から生卵を投げつけられたりもした。
コメディタッチながら長期旅行者の心情みたいなのもちらっと描かれていて、なかなかやるなぁと思ったり。
ところで、内容はともかく、うちのサイトとしてはやはり中谷美紀が盗まれて長澤まさみの手に渡ったカメラがなになのかが気になるところだ。
見た感じはニコマートFTNのようだったけど、ペンタ部の「Nikomart」と書いてある部分にロゴが2単語で書いてあるように見えた。例えば「Family Mart」みたいな2単語で頭文字が大文字の……。
誰か解明した人がいたら教えてください。
上の写真はバラナシの市街地の1コマ。リクシャに乗っているときに撮った。
こういう写真を見返すと、いまでもあの喧騒と様々なものが入り交じった臭いがふとよみがえるような気がする。