Lifeの記事

最近気になる写真集など

年明けに、今年は機材ばかり買わずにもっと写真集を買おうと心に誓ったのに、結局あれからあまり写真集を買っていない。

で、気になるものはいつもアマゾンのカートに入れおくと保存されるので、よさそうなのを見つけたときにはほいほいとカートに入れているのだけれど、今日あらためてカートを見てみたら合計金額が5万以上になっていた。これでうっかり注文するボタンを押そうものならものすごい大惨事が引き起こされることになる。
というわけで、ひとつずつ「今は買わない」ボタンを押していったわけだけど、それはともかく、こうやって自分のアカウントのカートに保存してくれるというのはたいへん便利だと思う。「今は買わない」ボタンを発明した人はエライ!

で、アフィリエイトがてら最近気になる写真集や本を挙げてみようと思う。

原点復帰-横浜
原点復帰-横浜
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中平 卓馬 オシリス (2003/10)売り上げランキング: 94250


最近、中平卓馬に少し興味がある。
この写真集は、中平卓馬が復帰して横浜美術館で展示をしたときに刊行されたものらしい。

東京夢譚―labyrinthos
東京夢譚―labyrinthos
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鬼海 弘雄 草思社 (2007/02/24)売り上げランキング: 34675


鬼海弘雄の新しい写真集。
ハッセルで撮った(たぶん)東京の写真とエッセイ。

ぺるそな
ぺるそな
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鬼海 弘雄 草思社 (2005/10)売り上げランキング: 132827
おすすめ度の平均: 5.0
5 濃い人々


「PERSONA」の単行本バージョン。「PERSONA」に収録されていない写真も含まれているらしい。
値段も手頃だしいいかなぁと。

上田義彦写真集 at Home
上田義彦写真集 at Home
posted with amazlet on 07.03.15
上田 義彦 リトルモア (2006/05/18)売り上げランキング: 5541
おすすめ度の平均: 5.0
5 いいですよ


プロフェッショナルのときにも書いたけどもう一度。
でも、どちらかというと優先順位は低い。

木村伊兵衛のパリ
木村伊兵衛のパリ
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木村 伊兵衛 田沼 武能 金子 隆一 朝日新聞社 (2006/07)売り上げランキング: 61600
おすすめ度の平均: 4.5


これ、非常に欲しい。というか木村伊兵衛のカラーの写真集が出てるって知らなかった。
余裕のあるときに必ず買おうと思う。


アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶 コレクターズ・エディション (初回限定生産)
ジェネオン エンタテインメント (2007/04/04)売り上げランキング: 397
おすすめ度の平均: 5.0


本ではないけれど、カルティエ・ブレッソンの映画がDVD化されたようだ。
以前、サントリーミュージアムのブレッソン展でダイジェスト版を流していたけど、なかなかおもしろそうだった。
これも買っておいて損はなさそう。


それにしても、なにかにつけてお金がかかりますな。

アンガールズと田原総一朗が……

さっき夢京橋でアンガールズと田原総一朗がロケやってましたよ。
なんか、外が騒がしいなぁと思って窓から顔を出すとちょうど真下に(事務所は2階なので)アンガールズがいたー!!!
女子高生とか道行く人とかがたくさん集まってた。

で、せっかくだから写真撮っておこうと思ったのだけど、こういうときに限ってカメラ(E-1)の電源が入らない……。
というわけで、写真はなし。

ちなみに、このあと彦根城とひこにゃんとロケがある模様。
ついでに関西では放送されないらしい。

バックパッカー部の妄想

今日久しぶりに思い出した言葉。

ファラン

ファランとは、タイ人が外国人(特に欧米人)を指して言うときの言葉。
「foreign」あたりが語源じゃないかと思うけど、正しいことはよく知らない。

* * *

それはともかく、昨日飲んでて話題になった話。

どうせだったら大学生の間にバックパッカー部をつくりたかったなぁと。
よその大学だったらあるのかもしれないけれど、とりあえず、少なくともぼくらの大学にはなかった。たとえば京大にはかの有名な探検部とかあるけれど、そういうのに対抗して「バックパッカー部」。

具体的な活動内容としては、当然のことながら長期休暇の間に(もしくは平日授業をさぼって)旅行に行く。ただそれだけ。

旅行する地域は特に問わない。どこでも好きなところへ行けばいい。ただ、パックのツアーに参加するようなやつは部員失格、というか入部資格がない。
それじゃあただの排他的な集団なだけだし、別に部という組織をつくるまでもないのだけど、でも、バックパッカー部……。

部室には、世界地図や部員たちが世界各地で撮ってきた写真なんかが貼ってあったりなんかして、かわいいマネージャーの女の子がいる。彼女に頼めば飛行機チケットから各地の情報までなんでもてきぱきと手配してくれる。でも、彼女自身は旅行に行かない。ただ彼女はそういう世話を焼くのが好きなのだ。そういうマネージャー。

夏休みになると、部員たちはそれぞれ思い思いの場所に旅に出る。
たいていは一人旅で、旅先で会うことはあっても一緒に旅に出ることはない。そういう意味ではみんなストイックだ。
年に一度は、みんなで目的地を決めてそこを目指してそれぞれ旅をするというのもいい……。

* * *

そんなふうに妄想は膨らんでいく。

しかし、よく考えてみたら、ぼくらが実際に大学のときにいた写真部はまさにそんな感じのところだった。
名前こそ「写真部」で、写真の好きな人間が集まってきていたことになっていたけれど、ほとんどの人が旅をして写真を撮っていた。もちろんぼくも。
いま数え直してみても、日本か外国かの違いこそあれ、なにかしらみんな写真に旅という要素があった。確かに旅と写真は切っても切り離せないように思う。
そう考えると、ぼくは写真部という名のバックパッカー部にいたわけだ。ただかわいいマネージャーのいないバックパッカー部か……。

もし、もう一度大学生活に戻れるならば、今度はぜひかわいいマネージャーのいるバックパッカー部に入りたいと思う。
もちろん、そんな都合のいい話はあるわけがないのだけれど。

(なんか、これといったオチがなくてすみません)

最近すっかり忘れてしまっていること

Flickr

日々の写真をアップしていこうと思っているのだけど、いつもすっかり忘れている。

Fotologue

同じく、いままで撮りためたシリーズ物をアップしていきたいのだけど、なかなかそこまで手が回らない。

このサイトのCameraのコーナー

存在自体を忘れかけてる気がする。
こいういコンテンツはカメラを買った直後のモチベーションで一気にやってしまわないとね。

フィルム現像

135が2本と120が1本未現像のまま。
いつも朝シャワー浴びるときに、「あ、しまった。忘れてた」ってことになる(お風呂にフィルムクリップとか置いてあるため)。
現像液もつくっておかないと、いざ現像しようと思ってもすぐにとりかかれないし。

Second Life

そういえば、あれから一度もログインしていないぞ。
そもそもそんなことしてる暇ないし。

SHIHOトレ

寝る前と朝起きてから毎日続けていたつもりがいつの間にかやらなくなってしまった。一時期は本を見なくても順番を覚えているほどだったのに。

MySpace

たまに「お友達になりませんか」メールが来てその存在を思い出す程度。そもそもメールが文字化けしてる時点でやる気なくすよな。同じくmixiも久しくログインしていないような……。

引き受け仕事のサイト制作もの

言い訳がましくて申し訳ないですが、毎日があっという間に過ぎていって……。

愛のある生活

ま、これはネタですけど、ネタのわりには本音だったりするわけで……。
ああ、自分で書いておきながら悲しい。

 

というわけで、書き出したらきりがないくらい次から次から出てくる出てくる。
もちろん、この中には忘れちゃってもいいこともあるわけだけど(Second Lifeとかね、いまのところ)、そうじゃないのもたくさんあるわけで……。
一度膨大な時間を目の前に、こういうのをひとつひとつちゃんとやっていきたいなぁと思うけれど、そんな時間があるわけでもなく。
こうやってぼくらは大人になっていくんですね(もう大人だという突っ込みはなしの方向で)。

しかし、時間というものは限られているからこそ有意義であるのだと最近は前向きに考えるようにしている。
でも考えるだけじゃあねぇ……。

追記 2007.02.23

読み返してると、さらに忘れてたことをいろいろ思い出した。

デイリーポータルZ ラジオ

毎週欠かさず楽しみにしていたのに、最近は時間がなくて聴いていない。
いちおうiTunesには溜め込んであるのでまとまった時間のあるときにぶっ続けで聴こうかと思う。

手巻きたばこ

そういえばはまってた時期もあったなぁと。
あれ以来買ってないし、ほとんど吸っていない……。

関ヶ原ウォーランド

去年の秋ぐらいから行きたいと思っていたのにすっかり忘れてた。
関ヶ原ウォーランドに関してはこちらをご参照ください。

なんだかブログに書くだけ書いておいて、結局そのまんまってのが多いなぁと我ながらあきれてしまった。
やっぱり人生はやりたいことを思う存分やるには時間が足りなさすぎるんじゃないかと思う今日この頃。

さらに追記 2007.02.23


日本酒

そういえば一時期はまってたのにすっかり忘れてた。
今日、一升瓶を1本もらったので久々に日本酒を楽しんでみようと思う。

2月14日は……

今日はなんの日?

って、そりゃもちろん、バレンタイン。
チョコの日ですか、ああそうですか。

でも、ほんとは2月14日は……




ひー、「にぼしの日」出たー!!!
KO・U・HU・N☆

そこはかとなく漂う負のオーラ……。
「214」で「にぼし」は無理がありすぎるだろう。


というわけで、にぼしでも食べながらがんばって生きていきたいと思う。
(泣きながら)

ジム・マーシャル「密着」

JIM MARSHALL 「PROOF」 ジム・マーシャル「密着」
ジョエル・セルヴィン ジム・マーシャル 青山 南 フレックス・ファーム 売り上げランキング: 205675
おすすめ度の平均: 5.0
5 60〜70年代アメリカのレアなイメージ

梅佳代にうんざりしたわけではないけれど、まっとうな写真が見たくて(とても失礼な発言ごめんなさい)、ジム・マーシャルの「密着」という写真集を買った。

ぼくは、ジム・マーシャルって全然知らなかったのだけれど、少し前に、音楽に非常に詳しいトウフヤさんに教えてもらった。
70〜80年代に有名なミュージシャンの写真をたくさん撮っている写真家らしい。

写真集の中身は、ジミヘンやボブ・ディラン、ミック・ジャガー、キース、クラプトン……、と有名なミュージシャンのモノクロ写真が見開きで、左にベタ焼き、右に作品というかたちでレイアウトされている。
タイトルの「密着」は文字通りベタ焼きの「密着」でもあるし、ジム・マーシャルがその1枚をどのようにして撮ったかというプロセスの「密着」でもあるわけだ。
ちなみに原題は「PROOF」。「密着」という邦題をつけたのはお見事の一言だ。

プリントはとても好みのトーンですっかり気に入ってしまった。そして、なにより写真家のベタ焼きが見れるというところがすごい。1冊まるごとじっくり見ようと思うととても1日では足りないくらいだ。

ジム・マーシャルはあとがき(謝辞)で次のように書いている。


自己満足の産物だ、と批判するひともいるでしょう。そういう方々には、ごくふつうに、こう言っておきます——クタバレ! わたしがやりたかったのは、写真でもう1回楽しんでみようということです。この本を作りたいと思ったのも、その楽しさをいっしょに味わってほしいと思ったからです。ベタ焼きと、そこから選んだ決まりの1枚を見せたらきっと楽しいだろう、と考えたのです。
ジム・マーシャル「密着」謝辞より引用

ベタ焼きからもう一度楽しんでみようというのは、とてもよくわかる。
ぼくはすでにベタ焼きさえつくれない環境になってしまったけれど、それでもスキャンしてデジタルベタ焼きをつくりたいと思っている気持ちはジム・マーシャルが言っているのと似ているように思う。すでに過去のものとなってしまった写真をもう一度楽しんでみようじゃないかと。

彼は続けて言う。


ひとの写真を撮るということは——相手がそれを承知していようがいまいが——わたしにとっては契約だ、ということです。信頼されているし、信頼しているということです。その信頼は踏みにじられてはならないし、写真は不適切な方法で使われてはいけません。
ジム・マーシャル「密着」謝辞より引用

ぼくも少なからず外国で人の写真を撮ってきたし、こうしてサイトを開設している、人の写真を撮ってそれを発表することの罪悪感というかジレンマのようなものはずっと感じていた。それは、これからも感じ続けるんだろうと思うし、写真を撮り続ける限りついてまわる問題だろう。 

日本では、ともすると肖像権だとかプライバシーだとかいって問題になるから余計にややこしくなってしまうけれど、本質はきっと違うところにあるんだろうと思う。
ただ、だからこそ、自分の写真には責任を持ちたいと思う。その信頼を踏みにじらないように……。

なんだか大げさな話になってしまったけど、しばらくはこの素敵な写真集を眺めながら、そして、自分のベタ焼きを眺めながら写真を撮ることについてもう一度考えてみるのも悪くないんじゃないだろうか。

続・梅佳代のこと

昨日家に帰ったら、またしてもストーブがつけっ放しになっていた。今季3度目。

それはともかく、2ちゃんねるあたりで、「どうやら梅佳代が木村伊兵衛賞を受賞するらしい」という噂が飛び交っていておもしろいのでちょっと書いておきたいと思う。ついでに受賞者は2人いて、もうひとりはミニチュア風写真の本城直季だということらしい。

信憑性はともかくとして、もし本当にそうなんだったとしたらちょっとおもしろくないなぁというのが正直なところ。

先日梅佳代が情熱大陸に出るっていうのを書いてそれからほっとらかしだったのだけれど、実はあの情熱大陸の放送を見て「なーんだ」と思って書く気を失ってしまったからだ。
自由奔放にぱしゃぱしゃと写真を撮る梅佳代を見て、正直なところうらやましいなぁと思ったことも否めない。だけど、「梅佳代、こりゃやっぱりすごいわ」といった感じの絶対的な魅力は微塵も感じられなかった。もちろん、写真の好みの問題もあるし、テレビの演出のせいもあるだろうけど。

そんなわけで、放送を見終わったあと、どうも腑に落ちないなぁと思っていたら、2ちゃんでこんなスレッドを見つけた。

基本的に批判的な内容が多いのだけれど、的確な意見もあってなるほどと思った。
で、木村伊兵衛賞ですか。

あまり邪推はしたくないけれど、納豆みたいな感じがするのはぼくだけかなぁ。
あの放送を見たみなさんはいかがでしたか?

情熱大陸「梅佳代」

Flickrをはじめるといってはみたものの、放置気味。
やはり、タイトルがちゃんと表示されないというのは痛い。だったら、直接ブログ書くほうが手っ取り早いし。

ところで、今度の日曜日14日の情熱大陸に写真家の梅 佳代が登場する。
日常のおもしろい瞬間を切り取る写真で有名な写真家。写真集「うめめ」はとってもおもしろそうなので買ってみたいと思う。

ぼくは機材が大好きだし、どちらかというと真剣な、気取った感じの写真(というとよくわからないけれど)が好きなので、この梅 佳代のように機材に無頓着(失礼!)、プログラムモードで押すだけのような写真はあまり好きではないのだけれど、できあがった写真からは、写真自体のおもしろい部分がそのまま表現されている気がして、それはそれでいいのではないかと思う。もちろん、ぼくの梅 佳代に対する認識が間違っているだけなのかもしれないし。

そういう意味でも次回の情熱大陸はとても楽しみ。

ちなみに梅 佳代についてはこのあたりをご参照あれ。

いちおう、情熱大陸のサイトも。

フィルムスキャンお正月の部は終了

正月3日から取り組んだフィルムスキャンは8日でいちおう一区切り。
4日間でブローニーを20本、35mm判を15本ほどスキャンした。すべてモノクロフィルム。

本当は旅行のときの写真をもっとたくさん取り込むつもりだったのだけど、ローライで撮った6×6のネガをスキャンするのにかなりの時間を費やしてしまった。

4日間ほぼ丸1日中スキャンしてこの程度なのだから先が思いやられる。
しかも、スキャンしたのはいいとして、その画像をレタッチする時間を考えるとさらに膨大な時間がかかるだろう。
旅行中のネガは35mm判で約100本ある。そのうちスキャンが終わったのが30本で、レタッチ済みが10本ちょっと。まだこの10倍以上の作業時間が必要だということだ。このペースでいったら1年以上かかっても終わらないんじゃないかと思う。過去の整理をしているばかりで前に進めない……。

割り切って気に入ったカットだけスキャンすればもう少し効率よく短時間で済むのかもしれないけれど、デジタルでベタ焼きをつくりたいと思っているので全部スキャンしないと気が済まない。そういう意味ではデジタルになってぼくらの時間はどんどんなくなっていくように思う。

愚痴ばかりになってしまったけれど、全部スキャンすることでいいこともある。
いままではベタ焼きをつくってその中からよさそうなカットを選んでプリントして終わりだったけど、全部スキャンするとなるといいカットも悪いカットもひっくるめて撮ったすべての写真と向き合わなくてはならなくなる。だから、いままで見過ごしていた何気ないカットが実はとても気に入ったものなるというのもあるし、逆に悪いカットはどこがいけなかったのかを考えるようになる。
すでに6年も前に撮った写真たちと、いまになってはじめてちゃんと向き合えているような気がするのだ。

そんなわけで、しばらく昔の写真を整理し直して、自分がどんな写真を撮りたかったのか、どんな写真を撮りたいのかを考えてみたいと思っている。
ずっと新しいことをやって前に進んでいくのもいいけれど、立ち止まって過去を見直すのも悪くはない。きっとそうすることも立ち止まるのではなく別の意味で前に進んでいくということなのだと思う。

最後にここ数日のスキャンの中から。




Konica Hexar RF / Summicron 50mm F2(1st) / TMY

中国雲南省元陽に向かう途中で。2000年7月撮影。元陽は昆明から300kmほど南の小さな街。バスで1泊2日。いくつもの山を越えていく。




Konica Hexar RF / M-Rokkor 28mm F2.8 / XP2

初めて元陽を訪れたとき、天空の城だと思った。尾根沿いにへばりついた家々は霧が立ちこめるとすっぽりと雲に覆われて雲の上に浮かんでいるようだった。




Konica Hexar RF / M-Rokkor 28mm F2.8 / TMY

元陽の中心部。霧で数メートル先もよく見えないほど。この坂を下ったところがちょっとした広場になっていて、月に何度か周辺の少数民族が集まってきてマーケットが開かれる。




Konica Hexar RF / M-Rokkor 28mm F2.8 / XP2

元陽は棚田で有名な街。本当はもっと壮大な棚田があるのだけれど、ぼくは最初その場所がよくわからなくて辿り着けなかった。そのときに撮った1枚。

元陽については写真家の青柳健二さんのサイトを参照のこと。ブログもある。ぼくは直接面識はないのだけれど、ぼくの妹とか、この旅で出会った友人たちは会ったことがあるそうだ。
* * *
すっかり旅行の話になってしまったけれど、最後にプリントのことを少し。
ここ数日ずーっと写真をレタッチしていて思ったのは、デジタルになっても暗室でのプリント作業と同じで焼き込みや覆い焼きによって思い通りのトーンが出せたときは飛び上がるくらいうれしいということだ。と同時に、どういうトーンを目指してどういうトーンをつくり出すかというのはつくづく難しいとも思う。

いまのところ撮影欲よりプリント欲のほうが強くなってきたので、しばらくはカメラより写真集なんかにお金を費やして、もっとたくさんいい写真を見たいなぁと思っている。そのほうがお金もかからないしね。

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