守山生活
1週間のつもりではじめた守山生活はけっきょくもう1週間延長して、昨日いちおうぼくのなかでは終了ということになった。
書きたいことがいろいろあるけど、ひとまず写真でも。
ひさしぶりに自分の家に帰ったけど、特になにも変わってなかった。
2000年に長い旅に出る前、旅を終えるころどんなことを思うんだろうということにとても興味があった。
でも、帰ってみたら多少の感情の変化こそあれ、やはりごく普通の日常が待っていた。
あのときに似ているなぁと思う。
1週間のつもりではじめた守山生活はけっきょくもう1週間延長して、昨日いちおうぼくのなかでは終了ということになった。
書きたいことがいろいろあるけど、ひとまず写真でも。
ひさしぶりに自分の家に帰ったけど、特になにも変わってなかった。
2000年に長い旅に出る前、旅を終えるころどんなことを思うんだろうということにとても興味があった。
でも、帰ってみたら多少の感情の変化こそあれ、やはりごく普通の日常が待っていた。
あのときに似ているなぁと思う。
タイのムクダハンとラオスのサバナケットを結ぶ橋がメコン川に架かったらしい。
ノンカイ-ビエンチャンに続いて2つ目の橋だ。東京新聞に写真付きで載っている。
ということで、フォトギャラリーにも載せているサバナケットの夕日の写真を。
うしろに見えるのがメコンで対岸がタイのムクダハン。
ちょうどこの写真の背景の辺りに今では橋が架かっているのだろうか。
と思ってGoogle Mapsで見てみたら橋が架かってるのを確認できた。
サバナケットの地理をあまり覚えていないのでよくわからないけれど、ここ写真の場所よりは南の方なんじゃないかと思う。
ともあれ、橋が架かることで新聞にも書かれている通り、ずいぶんと便利になるんじゃないだろうか。ただ、便利になる反面、旅行者としては味気なくなってしまうんじゃないかいう気もする。船で川を渡って国境を越えるというのは、やはり旅の醍醐味のひとつだ。
もちろん、橋ができても船はなくならないだろうけど。
考えてみれば、この写真を撮ってからすでに7年……。
そりゃ、いろんなことが変わっていくわけだ。
でも、もし再び旅に出ることがあっても、「おじさんが若いときにはさ、こんな橋は架かってなかったんだぜ」とかいう懐古主義の旅人にだけはなりなくないなぁと思ってはいるけれど。
NTTの鉄塔。
夕日を浴びてものすごい色になっていた。
空の色に関しては、E-1とApertureの相性はあまり良くなくて、やはりCapture Oneのほうが思い通りの色になる。
けど、横着をしてApretureのデフォルト設定で書き出してみた。
ソニー色というか、ニコンなんかだとこんな感じになるんじゃないかと思う(R-D1も)。内原康彦とかもこんな色のイメージがある。ま、ただ単に色温度が低い時間帯に5300K固定で撮ったらこんな色になるわけだけど。
守山生活もいちおう今日で終りということになっているのだけど、気に入ってしまったのでしばらく続けるかもしれない。
でも、ネット難民な生活はつらいところなのだけど。
昨日、寝る前にふと思いついて防湿庫(というほど立派なものではなくて防湿ボックス)からローライを引っ張り出した。
持ってることさえすっかり忘れていたほどだったけど、姿を見るとやはりいとおしいカメラだなぁと思った。
すでに3時をまわっていたのにローライをさわり出したら止まらなくなって、それから30分くらいピントを合わせてみたり、からシャッターを切ったり……。しばし時間を忘れて遊んでしまった。
ぼくのローライは3.5Fだ。しかも、レンズはクセノタール。
基本的に、王道より少し外れたところが好きだから、2.8Fではなく3.5F、プラナーではなくクセノタール……というのは表向きの理由で本当のところはそっちの方が安かったというほうが大きい。
それはともかく、久々に、たぶん半年ぶりくらいにローライをさったわけだけど、しばらくして、フィルムも入っていないし裏蓋を開けてみようと思ったら、お恥ずかしいことに開け方がわからない。念のために付け加えておくけれど、ぼくはいままでに何十本とこのローライで写真を撮ってきた。多少お酒が入っていたとはいえ、自分でも驚いてしまった。
そして、15分くらい格闘したのち、やっと開いた。あ、そういえば、そりゃそうよねぇって感じ。
なんとも情けない……。
そんなわけで、いかにぼくがローライに愛着がないかがよくおわかりいただけたと思う(ほんとはそんなつもりはさらさらなくてむしろ好きなカメラなのだけど)。
でも、せっかくだから久しぶりにフィルムを詰めて、しばらく撮ってみるのもいいんじゃないかなぁなんて思っている。
朝、低い太陽が窓から入ってきて細い光の筋をつくり出す。
斜陽って西に傾いた太陽、あるいは衰えていくことを意味するけど、なんとなく思いついたので斜陽ということにする。
というのは、昨日(も)酔っぱらって、スガシカオの「斜陽」について延々「講義」をしてしまったからだ。
男性に圧倒的な人気を誇る曲だってライブのときにスガシカオが言っていたけど、あの歌詞の心境ってとてもよくわかる。
っていうか、彼女と別れたときのぼくの心境そのものだったりするわけで……。
という話を守山で酔っぱらってしておったわけです。
それにしても、毎日同じ家にみんなで帰ってきて生活するというのは非常に楽しい。
毎日ひとつの議題を朝決めて出かけて、夜帰ってきたらそれについて語るのがおもしろいんじゃないかという意見も。
今日の議題は、「1文字余分な苗字について」の予定。
こういうのをデイリーポータルZラジオみたいにポッドキャストするのも楽しそうだ。
誰が聴くのかという本本的な問題は置いておくとして……。
むしゃくしゃして買った。
ライカアクセサリーならなんでもよかった。
いまは反省している。
と、最近お決まりのパターンだけど、またフードを買ってしまった。
「IROOA」というのはライカアクセサリーの型番で、12504とか12585とかいうふうに数字になる以前は、たいていのアクセサリーはアルファベットの型番がついていた。
実はぼくは、IROOAよりひとつ前のITDOOと呼ばれるシングルフックのフードを持っている。ズマロン 2.8を買ったときに一緒に手に入れたものだ。ITDOOは逆さ付けするときのために内側にベルベットが貼ってある非常に凝った造りのフードで、取り付け部分のクロームメッキが細くよりレトロな印象だ。このフードは、程度がよく3万円もした。その後ズミクロン初代を手に入れてからはそっちにつけることが多くなって、いまはズミクロンごと後輩に譲ってしまった。フードはいちおう貸しているということになっているはずだけど……。
一方、今回手に入れたIROOAは、誰もが一度は憧れる美しい造形のフード。取り付け部分がダブルフックになっていて幅の広いクロームメッキとフードの黒とのバランスが美しい。沈胴や固定鏡胴のズミクロン50mm、8枚玉の初代ズミクロン35mmや2.8 ズマロンにぴったりのデザインだ。
ぼくの場合は、ITDOOもあることだし、あまりにメジャーで王道なために縁はないだろうと思っていたのだけれど、あまりの安さにつられてつい買ってしまった。気になるお値段は14,800円。それなりに使用感はあるけど、程度と値段を考えるとかなり安いんじゃないかと思う(ま、感覚が麻痺してるとは思うけど)。
このところズマロンには12504をつけていたけど、IROOAに変えることで逆光にもちょっとは強くなるんじゃないかと思う。レンズの外観が8枚玉ズミクロンとそっくりなので、多少成金っぽい感じのいやらしさがあることは否めないけれど。
さて、小物で物欲を満たしたところで、年内の買物はこれで打ち止めにしておこうかと思う。
「ポーラの恋人」という映画を観た。
YouTubeやAmeba Visionで公開されていて、無料で視聴することができる。
自主制作っぽい作品で、去年(2005年)のものらしい。
設定はどこかの小さな町ということになっているが、ロケ地は東近江市で、ストーリーの要所要所で近江鉄道が印象的な感じで登場する。
演出的には、たまに首をかしげたくなるようなところもあって、もう少し淡々とした描き方のほうがいいんじゃないかというのが率直な感想。前半はなかなかいい雰囲気で見入ってしまうのだけど、後半は説明的なシーンが少なく、あまりにも断片的でストーリーの流れを把握しにくいような気がする(たとえば時間の流れとか)。最後は強引に丸められた感が否めないし、ちょっと惜しいなぁと思う。
と、ちょっと辛口になってしまったけど、雰囲気としては好きなタイプの映画。
知ってる場所が舞台なだけに余計に楽しめたし。
ほんとは彦根も時代劇のロケばっかりじゃなくて、こんな感じの映画のロケ地として使ったらいいのにと思う。でも、こういうのって彦根が舞台だと難しいのかなぁとも思ったりするのだけれど。
LAZY CAMEARを運営するイノウエ氏は8日、今月10日から開かれる「守山合宿」に参加することを表明した。
同氏が正式に「守山合宿」への参加を表明したのは今回が初めて。以前から主催者らの働きかけに応じ意欲的な姿勢を見せていたが、口約束のみで正式な決定は先送りとされていた。
記者会見で同氏は、「今回の合宿でもう一度大学時代を思い出し人生を見つめ直してみたい」とコメントした。
「守山合宿」については以下の記事を参照のこと。
* * *
うーん、報道風記事って難しいですね。
というわけで、なにがなんだかという感じだけど、今週末から1週間、毎日守山で暮らしてみようというキャンペーン(?)に参加することにした。
近くに自分の家があるにもかかわらず、毎日電車に乗って守山に帰宅する生活というのはなかなか楽しそうである。
みんなでただ旅行に行くとかいう類の合宿と違って、昼間はいつも通りの生活で夜だけいつもと違う生活というところがいい。
ぼくとしては、いつもより早起きして散歩してみようとか、回り道して通勤してみようとか、そういうのの延長のようなつもりでいる。日常生活に組み込まれた非日常とでもいうか。
長い旅をしていてそれが日常化していくというのとちょうど対極にある感覚なのではないかと思う。
ま、結局のところみんなで集まって毎日お酒が飲みたいだけなんでしょ、と言われたら元も子もないのだけれど。
よく考えたら、「非日常の中の日常」って価値がありそうだけど、「日常の中の非日常」って、ただの「非日常」じゃんっていう突っ込みはなしの方向で。
去年も同じことを書いたのだけれど、去年からハネウェルのカーボンヒーターを使っている。
と書いて、記事を見直したら、今年の1月だったようだ。ま、昨シーズンということで気分的には去年ということにさせてもらおう。
写真の通り、デザインがよくて発熱量もかなり大きく、これさえあれば寒い冬も安心だ。
っていうのは、以前の記事に書いたのでいいとして、なんでストーブの話かというと、たったいま帰宅したら、これまた以前と同じくストーブがつけっぱなしになっていたのだ。記事を調べてみたら今年の4月だったようだ。
同じことを何回も繰り返すとは……。
自分でもあきれてしまう。
幸い、今回も部屋の温度が異様に高くなっていただけで火事になりそうな気配はなかった。
ま、火事になっていたらこんなブログ書いてる場合じゃないわけだけど。
うーん、気が緩んでいるのか。
っていっても、あの名曲じゃなくて(しょうもないことを言ってしまった)。
枯葉っていうよりも写っているのはフェンスですね。
昨日のコメント欄にカメラの名前をたくさん書いていたら、物欲が止まらなくなってしまった。
ところで、藤代冥砂はペンタックスSPと55mm F1.8でカラーネガで仕事をしているらしい(渡部さとるの日記より)。かっこいいなぁ。
そういうストイックなのっていいなぁと。
ライカっていうとちょっといやらしいもんなぁ……とか考えてる時点でぜんぜんストイックじゃないわけだけど。