Cameraの記事

PMA2008 収穫は?

実は先週末から風邪を引いてしまって、朦朧としながら日々を過ごしていたのだけれど、世間ではPMAの開催されていて、しかも気がついたときにはすっかり終わっていた。

日本のカメラメーカーは年末に新製品ラッシュだっただけに、今回のPMAでは目ぼしい発表といったらペンタックスのK20Dくらいかと思っていたら、シグマのDP1が!



一昨年のフォトキナで話題になって、すでに記憶の彼方だったのに、ここへきて春ごろの発売が決定したという。ベータ機のサンプル画像も出回っていて、見たところかなり期待できる模様。
しかも、後ろのダイヤルにマニュアルフォーカスの距離が書いてあるのがなんともユニーク。このダイヤルを回していったら「Auto」ポジションがあって、GRのダイヤルのようにプッシュ式になっていて親指AFが可能とかいう仕様だったらいいと思う。まあ、そんなうまい話はないだろうけど。

サンプル画像は、さすがフォビオンといったきりきりした解像度のものばかり。これでモノクロにしたらさぞおもしろいだろうなぁと。でもそうしたら三層センサーの意味がなくなるような気もするけれど。

上記リンクのサンプルなんて、コンパクトカメラとは思えない解像度である反面、絵に描いたみたいな不思議な描写になっている。うーん、これはどうなのか。

いずれにしても、手持ちの初代GR DIGITALもくたびれてきたところだし、R-D1sとの併用を考えても、手に入れておかなければならないカメラだろう。

* * *



もうひとつ気になったのは、フジが展示していた折りたたみの中判カメラのモック。今になってフィルムカメラの新製品とはさすがフィルムメーカーだけある。
正式には決まってないそうだけどGF670という名前がついていて、今年のフォトキナで最終モデルを出品して年内発売を目指すそうだ。
残念ながらぼくは、67というフォーマットがあまり好きではない(マキナを我慢する口実でもある)けど、かわりに同じ折りたたみのフジカGS645が気になりはじめた。
まあ、中判カメラ買ったところで、けっきょく撮らないんだろうけど。

さて、DP1の発売に向けて資金を調達しなければならない。
またE-3が遠ざかって行く……。

E-3は何処へ……代わりにやって来たのは

勘のいい読者の方はすでにお気づきだと思うけれど、ぼくはまだE-3を買っていない。
あれだけ夢中になっていたのはなんだったのだろうか……。

そして、どういうわけか、かわりに別のカメラを手に入れてしまった。

3年前に買って1年も経たずに手放したR-D1……。厳密にいえばマイナーチェンジ版のR-D1sだ。写真に写っているレンズはM-Rokkor 40mm。ズミルックス35mm用のフード12504を装着している。

E-3が発売されてフォーサーズに夢中になっているときに、いわば対極といってもいいこのカメラに回帰してきたというのは、自分でもあきれてしまう。
しかし、以前にR-D1を手放したあとに買ったライカレンズ(ズミクロン50mmやエルマリート28mm)をどうしてもデジタルで使ってみたくなったのだ。
それに、ライカにフィルムを詰めて撮っても、現像したりスキャンする時間がなかなかとれないというのも理由のひとつだ。
とにかくもう一度、レンジファインダーカメラで好きなだけ写真が撮ってみたい……。
そんなことを考えていたら、E-3熱はすっかり冷めてしまった。
そして、R型ライカを下取りに出してR-D1sがやって来たというわけだ。

R-D1を使っていたから、特にカメラ自体に感動はない。
だけど、出てくる画像は新鮮だ。最低感度が200なこともあって、明るいレンズをつけると室内でも平気で手ぶれせずに写真が撮れる。
撮れた写真は、被写界深度が浅く周辺光量は落ちまくり。でも、雰囲気のある写真になる。
逆に言うと、いかにオリンパスEシリーズのレンズが優秀かということがよくわかる。いままでそれを当たり前のように使ってきたからなおさらだ。

というわけで、正月休みはこのカメラで思いっきり写真を撮ろうと思う。
前よりレンズも増えたので、いろんなテストもできるんじゃないかと思っている。

それにしても、このタイミングでエルマリートの故障というのは痛いところだけれど。

エルマリート28mmが故障


これはまだ健在だったときに撮ったエルマリート28mm F2.8 2nd

今朝起きて、エルマリート28mmをさわっていたら(なんで平日の朝からライカレンズいじっているのかはまたのちほど詳しく……。ヒントはここ)、急にヘリコイドが動かなくなってしまった。
昨日までは普通に動いていたのに。

ピント位置が0.7〜1.2mの間しか動かない状態だ。
1.5mから無限遠の方向に力を入れても、ねじを最後までねじ込んで固く締まったようになって動かない。
特に衝撃を与えたりした記憶もないし……。

4月に買ってからほとんど使っていなかったのだけど、この正月休みにメインで使おうと思っていただけにショックは大きい。

しかし、このままにしていても仕方がないので、修理に出すことにしようと思う。
おそらく帰ってくるのは年が明けて以降になるだろう。

うーん、なんともタイミングが悪い……。
そして、修理代が怖い……。

いよいよE-3か?

E-3のことが気になって気になって仕方がなくて、すっかりブログの更新もおろそかになってしまった(うそ)。
いつも読んでる他のカメラのユーザのブログでもE-3が評判で、E-1を発売当時から使っているぼくとしては、うれしいやらもどかしいやらで、それはもう気が狂いそうな毎日なのだ。

で、どうにも毎日の生活に支障をきたすので、ここらで意を決してこの週末あたりドナドナ機材を持ってキタムラに行ってみようと思っている。
このあいだ挙げたドナドナ候補は、Rライカと2.8ズマロン。これで10万もう少しくらいになったら、残りは分割にしてしまおうという算段。あまりにも二束三文な値段だったらやめてオークションに出すしかないかと。

そんなことを考えていたら、ふと、本体価格17万ということは、中古でR-D1が買えるじゃないかということに気がついてしまった。どうせ一眼レフはよっぽどのことがないと持ち出さないし、それならいっそレンジファインダー生活に戻ろうかなぁなんて3年前と考えがループしている状態。こんなことならR-D1売らなきゃよかった……。って、もうねぇ、あほですよ。

しかし、丸4年ほぼE-1だけでがんばってきたわけだし、4年間耐え続けてやっと日の目を見たオリンパスとフォーサーズに乾杯ということで、ぜひともE-3は欲しいわけで……。


ともあれ、運を天に任せて週末キタムラに突撃してみようと思う。

ところで、E-3の在庫はあるのか?

さらにE-3! E-3! E-3!

各所でE-3が届きまくりでしょぼーんな1日。
うーん、うちにも届かないものか(いや、注文してないけど)。

おかげで朝から取り扱い説明書のPDFをダウンロードして、買ってもないのに目を皿にしてくまなく読んでしまったではないか……。

「Fn」ボタンは「AEL/AFL」ボタンと入れ替えができるようだ。親指AFが「Fn」ボタンできなかったら魅力半減だなぁと思っていたので、この点はひと安心。
ワンタッチホワイトバランスは、「Fn」ボタンに割り当てて「Fn」を押しながらシャッターを切るようだ。
そんなに頻繁に使うことはないだろうけれど、いざ使うときすぐに使えないと意味がないのでこれは困るんじゃないかと思ったのだけど、どうも「Fn」に割り当てられる機能はどれもぱっとしないのでホワイトバランスを割り当てて「AEL/AFL」と入れ替えておけば問題は解消しそうだ。

というふうに、持ってもいないカメラに妙に詳しくなってしまった。あほか。

うーん、まったく。


現在のドナドナ候補……。


  • Summaron 35mm F2.8(もったいないなぁ)

  • R4s(どうせ使わないだろうけどお金にならないしなぁ)

  • Macro-Elmarit-R 60mm F2.8(E-1用にマウントアダプタまで買ったのになぁ)

さて、いかに。

さらに追記 2007-11-24 11:40

さすがに新たにエントリにするのもどうかと思ったので追記。

昨日の夕方近所のキタムラに行ってみたら、ショーケースの中にE-3用の台座だけあって展示機はない状態だった。というか、E-300以降オリンパスに冷たかったキタムラが(しかも地方の)展示機をおくつもりがあることにびっくり。
ついでに D300も同じ状態になっていた。予約してなかった人が展示機でいいからといって買っていったのか?

で、昨晩さらに考えて、Summaronが里子に出るということは、IROOAやITDOOなどのフードも不要になるじゃないかということに気がついた。この際だから大放出して機材のダイエットを図ろうかと。

E-3! E-3! E-3!

E-3フライングゲット続出でうらやましい限り……。

予約特典のストラップほしかったけれど、お金の目処が立たず断念。
そりゃ、パンダ買って引っ越ししてりゃ、無理で当然。

でも、E-1で丸4年もがんばってきたご褒美に、ぜひともE-3は手に入れたいところ。
ついでに、とても優秀らしいワイヤレスストロボシステムも。

いやはや、それにしても二コキヤノを横目で見ながらずーっと耐えてきた甲斐があるってもんです、ワイヤレスストロボ。


というわけで、どうせ、どう転んだって最終的には買うのだから、予約しときゃよかったよなぁという、あとの祭り感満点な1日なのだった。

E-3出た

今日の夕方までお預けだと思っていたE-3だけど、なんのことはない、今朝から海外のサイトで続々と情報が公開されている模様。

案の定、大したサプライズもなく登場。基本性能を大幅にアップしてそつなくまとめあげた感じ。
目玉はバリアングル・ライブビューと世界最速AF。それから改善されたという光学ファインダーくらいか。
でも、信者というのは恐ろしいもので、昨日まで悪く言ってたくせに、出た途端「うーん、思ったより悪くないかも」なんて思っている。

ま、本家日本のオフィシャルサイトが更新されてからじっくり考えようかというところ。
というか、考えるもなにも、新しいカメラを買うお金はどこにもないのだけれど。

明日はE-1後継機の発表日




dpreview.comより拝借

明日17日は、待ちに待ったオリンパスE-1後継機(ほぼ間違いなくE-3)の発表日だ。

奇遇にも明日はぼくの誕生日。お前はオリンパスと心中しなさいという天の声なんじゃないかとか思ってみたり。
まあ、誕生日と重なったくらいでオリンパスと心中しなくてもいいだろうけど、なんか逃れられないカルマみたいなのを感じる。

それでもって、きっと落胆させられるのも目に見えているのだから、さらに性質が悪い。

D3のサプライズのあとでは、どんなにすごくても霞んで見えるんだろうなぁ。
まあ、だからといってD3は買わない(買えない)わけだけど。

モックを見たところかなり不細工に仕上がっているので、とてつもないサプライズが潜んでいないかぎりあまり食指は動かないかなぁと。
これなら以前にガセで出回ったフェイク画像のほうがよっぽどかっこいい。


以前に出回ったE-3フェイク画像

この路線でE-1のスタイルを継承しつつさらなるスペックアップを図ったほうがよかったんじゃないだろうか。

ともあれ、明日は昼から打ち合せで出かけなければならないので、詳細を知るのは夕方になりそう。
さて、後出しじゃんけんでサプライズはあるのかどうか……。

今日届いた何か - ブロニカ ETRSi

あまりにも安かったので衝動買い。
ブロニカの645判一眼レフETRSiだ。

ハッセルを手放すとき、「もう決してハッセルは買わない」と心に誓ったのだけれど、ハッセル型の撮影スタイル——左手の掌でカメラ底部を包み込み、右手でフォーカス、左手でレリーズ——がやっぱり好きだ。ローライだと左にフォーカスノブがあるため1カット撮るごとにカメラを持ち替えなければならないのだ(もちろんローライはローライでいいのだけれど)。

このところローライにカラーネガを詰めて持ち歩いていて、中判熱が再燃してきたところだったこともあって、このカメラを見つけた瞬間、こりゃ買うしかないと思った。

645判のウェストレベルといえば、ほかにはマミヤの645PROがある。
たまにネットで中古を見つけては、いいなぁと思っていたのだけれど、いまいち決定打に欠けてる感じがした。
ブロニカはといえば、そのときはまったく眼中になかった。一部の熱烈なマニアを除いて、多くの一般的なカメラ好きの人が思っているように、ぼくもブロニカに対してはあまりいい印象がなかったのだ。

しかし、今回は値段にやられてしまった。
ボディと標準レンズ、120フィルムバックがセットで29,800円! 驚きのプライスだ。

しかも、程度も思ったより全然悪くないうえに、カメラ自体の造りもしっかりしていて非常によい。
いままでのは偏見でした。善三郎さんごめんなさい。

さっそくテストを兼ねてモノクロを1本通してみた。
明日の朝現像する予定。

さすがに新しい機材が来ると写真欲が湧いて非常によろしいことです。

暗室がほしい

暗室がほしい、暗室がほしい、暗室がほしい。


と3回言ってみるテスト。

なんだか年々欲しい物の値段が跳ね上がっていくような……。
まともな暗室作ろうと思ったらいくらくらいかかるのか?

手持ちのもので活用できるのは、


  • 4枚羽根の大四までいけるイーゼル

  • 引伸しタイマー

  • フットスイッチ

  • 引伸しレンズ(年代物のフジノン)

うーん、ろくなものがないなぁ。

アパート1室借りて、引伸し機買って、バットやらなんやらの小物を揃えて……。
と考えると、ぜんぜん現実的ではない。

冬に買ったhpのA3ノビ機でデジタル暗室(明室)するのが関の山か。

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