Photosの記事

さっそくズミクロンで……

さて、新しく入手したズミクロン50mm第3世代。
さっそく昨日の昼間に撮って現像してみた。




Leica M4-P / Summicron 50mm F2(3rd) / ACROSS

おー、かなりいいんじゃないですか。
スキャン後の画像を見て、ため息さえ出てしまいましたよ。

実はこの他にも初代ズミクロン50mmや2.8ズマロンとの比較もやってみたのだけれど、整理してレビューを書くにはちょっと時間がかかりそうなので、今日はこの写真のみで。

それにしても、昨夜現像したてのネガにもかかわらずスキャンした画像には結構なほこりがついてしまっていた。
このあとせっせとほこり取りに励まなきゃいけないわけだけど、このぶんだと体がいくつあっても足りないくらいだ。それにしばらく放置気味の旅行のネガのことを考えるとさらにうんざりする。一生ほこり取りだけしてるうちに人生が終わってしまうんじゃないかと……。

「俺はほこり取りをするために写真を撮ってるんじゃない!」

とか言い放って再びR-D1を買ってしまおうかと思うくらいだけど、実際にはそんな財力があるわけでもなく、かといってごみ取りをしているが時間が潤沢にあるわけでもなく、なんだかなぁと思っているうちにさらに時間だけが経っていく……。ああ、困ったもんです。

マンション


Leica M4-P / Summaron 35mm F2.8 / ACROS 100

彦根駅前のでっかいマンションの建設現場。
イーホームズ藤田社長の告発でなにかと話題の耐震偽装問題だけど、彦根のような地方都市ではどうなんだろう。
それにしても、建設ラッシュでどこを見ても新しい建物の工事をしている。建設業界って儲かってるんだろうなぁ。

一連の耐震偽装問題の続報とイーホームズの一件については、「きっこの日記」など以下のリンク先をご参照あれ(「きっこのブログ」は「きっこの日記」のミラーサイト)。

真実かどうかはわからないけど、今後の展開が気になるところ。がんばれ藤田社長!

防音

またしても旧市立病院ネタで恐縮だけれども……。




Leica M4-P / Summaron 35mm F2.8 / ACROS 100

これを撮ったのは9月の初め頃。いまではすっかり跡形もなくなりつつある。
フィルムだとどうしても時差ができてしまうので、デジタル慣れしてしまうとなんとももどかしい。

撮影済みフィルムが溜まってきたのでそろそろ現像しなくちゃと思うのだけれど、週末くらいから発病した村上熱が治まらなくて、休日は本読んでるだけで過ぎていってしまった。
羊をめぐる冒険」と「ダンス・ダンス・ダンス」を読破。次は「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」にとりかかろうかと思っている。

読書や現像どころじゃなくやることが山積みなはずなのに、どうも体が言うことをきかなくて……と今日も言い訳。


先日から執拗に村上春樹ネタでアフィリエイト貼りまくってますが、他意はありません。でも、読んでなくて興味のある方は、ぜひ上記リンクから買ってくださいね、なんて。

クモ


PENTAX *ist D / DA 40mmm F2.8

最近うちのアパートでやたらクモの巣を多く目にする。
毎朝見るたびに撮ってみようかと思うのだけど、28mm相当のGDではかなり近づかなければならなくて、マクロモードにしてアップで撮ろうと思って近づくと、クモはクモの巣の上で体を揺らして威嚇してくる。これじゃあ、ブレてまともに写らないじゃないか……。


ま、どうせクモの写真とったところでねぇなんて思いながら数日が過ぎたのだけど、この日はたまたま*ist Dを持ち出していたので撮ってみた。

* * *

ところで、今日から祖父の法事のため実家に帰ります。
わが家はネット環境があまりよろしくないので数日は更新ないかも。

かわりにといってはなんですが、デイリーポータルZの「写真写りとは何か」という記事に出てくる写真写りの悪い人のブログがとってもおもしろかったのでご紹介。

ぼくは昨日かなり夢中になって読んでしまいました。断食道場に行く話とかおすすめ。

センチメンタル・グリーン

なんかよくわからないタイトルだけど、今日撮った写真を組み写真ぽく3枚で。




堅田駅の駐輪場 OLYMPUS E-1 / 14-54mm F2.8-3.5





小野駅近くの住宅 OLYMPUS E-1 / 14-54mm F2.8-3.5





ローズタウンの団地 OLYMPUS E-1 / 14-54mm F2.8-3.5

いかにもデジタルっぽい、しかも露出を外したような妙な色合いが予期せずできてしまったので3枚並べてみた。こういうのも嫌いじゃない。

でも、いつもこのトーンを保つというのは難しいかなぁと。
こういうのって、たまにやるからおもしろいんですね。
ひとつの作風を貫くというのがいかに難しいことかなんとなくわかる気がする。

ま、ぼくはカラーはあきらめているようなところがあるので、別にいいかなぁとも思っているのだけど。

旧市立病院

3週間ほど前の旧市立病院。
いまは解体がさらに進んで徐々にその姿はなくなりつつある。




Leica M4-P / Summaron 35mm F2.8 / ACROS

ちなみに以前に掲載した塀の向こうに見える街灯もここで撮ったもの。毎日通って記録していったらおもしろいかなぁと思うけど、思っている間に解体工事はどんどん進んでいって気がついたらなくなっていたということになるんじゃないかという予感……。

先週末に長巻のフィルムをパトローネに詰めたので、準備万端。
と言いたいところだけど、フィルムカウンターはいっこうに進まない。

今週末はちょっと撮らなきゃなぁと思っている。

タイでクーデター


Minolta X-700 / MD50mm F1.4 / Tri-X

朝ネットのニュースを見て驚いた。タイでクーデターがあったらしい。

軍によるクーデターといえば、1999年にパキスタンでムシャラフ大統領(当時は将軍?)が起こしたのが印象に残っている。
ぼくらのように平和ボケをしている国民にはよくわからないことだけれど、2000年にパキスタンに行ったときはいたって普通で、むしろムシャラフを支持している声の方が多かったように思う(というほどいろんな人に聞いたわけではないけど)。そのときに聞いたのは、パキスタンは昔からクーデターによって政治がよくなっていくんだという類いの話だった。

今回のタイのクーデターもあまり大混乱ではないようで、最後は国王が登場して一件落着とかいた感じになるんじゃないかなぁと。

国際情勢についてはもう少し勉強しないとなぁと思うところ。
いいサイトを見つけたのでちょっと紹介。

ところで、上の写真は、バンコク、カオサン近くの商店で売り物の雑誌の上で眠る猫。
インドでカメラを盗まれた直後だったので、急遽調達したミノルタのX-700で撮っている。
X-700はメカとしてはお粗末なのだけど、ファインダーは大きく美しく、操作性も悪くなく、なかなかありだったなぁと思う。
結局このカメラは、中国に留学していた友人に託して帰ってきたのでいまは手元にない。

塀の向こう側


Leica M4-P / Summaron 35mm F2.8 / ACROS

塀の向こう側には、壊れかかった街灯。
もうすぐきっと、なにもかもなくなる。

ぼくらの知らないところで、今日もいろんなことが起きていて、刻々と物事は変化していっているのだろう。
できることなら、全部この目で見てみたいけれど、まさか全部を見れるわけじゃない。
でも、できるかぎり見る努力はしたいと思う。

* * *

フォトギャラリーに以前ここで紹介したインド、バラナシのカラーの写真をアップしました。よかったらご覧ください。

駅前の高層マンション

彦根の駅前に高層マンションが建つらしい。




Leica M4-P / M-Rokkor QF 40mm F2 / ACROS

手ブレ補正全盛のこの時代。
デジタルカメラのブレた写真はただのゴミ箱行きだけど、フィルムで撮ったブレた写真はなぜか許せてしまう気がする。

理由あって平日の夕方に彦根の駅前にいて、目に留まった大きなクレーン。
くっきり写ってたらなんともない風景。でも、ブレてたら……。

せつない光景? いや、ブレててもなんともない風景か。

自転車泥棒


Leica R4s / Macro-Elmarit-R 60mm F2.8 / NEOPAN 100 ACROS

実は人生には、僕らが思っているよりももっとたくさんターニングポイントがあるんじゃないかという気が最近している。たったひとつの選択がのちの明暗を分けるみたいな……。ひとつたりとも間違ってはいけない。まるで、風雲たけし城の龍神池とかそんな感じ(みんな覚えてますか?)。

そういうボタンのかけ違いみたいなことは、あとになって気がつくもので、うまくいっているときにはそれがたまたまうまくいっていることに気がつかない。
おそらくぼくらは、毎日、いや、一瞬一瞬でそういう選択肢を選んでいきながら、判断を下しながら生きているのだろう。そして、その上にいまの自分があるわけで……。

たとえばいつもはちゃんと鍵をかけるのに、今日に限って前輪だけに鍵をかけた。マウンテンバイクの前輪は簡単に外れることはよくわかっているのに、まさかそんなことがあるはずはないだろうと思って。

盗んだやつが悪い。確かにそう。
でも、盗まれる側にも隙はあった。
そしてなによりタイミングが悪かった。

教訓じみた話は好きじゃない。
「だから、隙のない生活を送りましょう」なんて、そんなことはどうだっていい。
それよりも、たったひとつ踏み違えただけで、恐ろしいほどのタイミングで、思いもつかない結末が待っているという事実が悲しい。
でも、それも人生。盗まれて悲しい思いをするのもまた一興……。

そんなふうに現実を全部を楽しめたらさぞ立派な人間になれるんだろうなぁ、たぶん。

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