M5入院
3月の終りに買ったM5の調子が悪いので、6ヶ月保証の期間内に修理してしまおうということでカメラ屋さんに持って行った。
調子が悪いといっても、致命的な不具合というわけではない。ファインダーのブライトフレームのパララックス補正がうまいこと動いていないようで、近距離に近づくにつれて中で引っかかるかなにかして途中で止まってしまうというような状態だ。
買った直後には全然気がつかなくて、しばらく使っているうちにどうもおかしいことに気がついた。
で、すぐにカメラ屋に持って行ったのだけど、撮影にはそんなに不都合はないし、第一買ったばかりで使いたいだろうし、6ヶ月保障が切れるぎりぎりに持ってきてもらってもかまわないとお店の人が言ってくれたので、そのまま放置していたのだった。
さて、いざお店へ持って行ってみると、前回とは別の店員さんが対応してくれたのだけど、ライカのことをあまり知らないのか、話が全然通じない。
「ファインダーのブライトフレームのパララックスの補正がおかしいみたいなんですけど……」と言って、実際に症状を確認してもらおうとしても、「はぁ、そうなんですか」って、あまりピンときていない模様。
「いや、だから、どういう症状かはご理解いただけましたか?」
「では、伝票にそのように書いておきます」
いや、ぜったい理解してないでしょ。ぼくの言い方が悪かったのかもしれないけれど。
最近のカメラって、修理というより丸ごと交換のほうが多そうだし、それにこのデジタル全盛の時代にレンジファインダーの修理の依頼って、店員さんにはいい迷惑なのだろう。ごめんなさい。
でも、R-D1が現行品として売られてるわけだし、レンジファインダーの仕組みを理解しておいても損はないとは思いますよ。
/*ちなみにR-D1はパララックス補正時に距離計部分は動かずブライトフレームだけが動く。これ役に立たない豆知識ね。*/
そんなわけで、一抹の不安は抱えつつも、ひとまず保障期間内に修理に出せたのでよしとすることにする。
「修理にはお時間がかかりますけどよろしいですか?」
「はい、覚悟はできておりますから」
って、いったいどのくらいかかることやら……。