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22歳のイノウエ、旅についておおいに語る


HEXAR RF / Summicron 50mm F2(1st)2000年8月 昆明を旅行中のイノウエ

引っ越しのとき荷物を整理していたら、あるMDが出てきた。
7年ほど前に探検の殿堂で旅の写真を展示させてもらったときのギャラリートークの様子が収録されたものだった。

当時22歳。旅から帰ってきたばかりで尖っていたのだろう。今からは想像がつかないほどしゃきしゃきとしゃべっている。
自分の声を聴くのは気恥ずかしいけれど、もはやそんなことを通り越して他人の話を聞いているような気分だった。自分のことなのに、まるで同一人物とは思えない。

当時のぼくは、なにか大事なものをたくさん持っているようだった。
この7年で徐々に失っていった大切ななにかを。

スガシカオではないけれど、あの頃の未来にぼくらは立っているのだなぁと想う。

当時のぼくは、今のぼくを見てなんと言うだろうか。
きっと怒られるに違いないと想う。

あれから7年、いまだに整理のつかない旅の写真たち。
「あの旅」から抜け出せないまま時間だけが過ぎていく……。

* * *

だから今日、久しく怠っていた旅の写真のスキャンを再開した。
いつか、この写真の整理が終わるとき、ぼくは次の一歩を踏み出せそうな気がする。

ついでに当時の写真が出てきたので、お恥ずかしながら載せてみた。
昆明のデパートのエスカレータで鏡に映った自分の姿。
彼に負けないように、日々生活しなければという自戒の念を込めて……。

尾賀商店の珈琲セブン社


R-D1s / M-Rokkor 40mm F2

遅ればせながら、尾賀商店に移転した珈琲セブン社に行ってきた。
尾賀商店の中に移転したのが11月だから、3ヶ月遅れということになる。

なんだかまるで、前のお店をそのまま持ってきたという感じ。
しかも、今度は尾賀商店の店内ならどこでもコーヒーが飲めるようになっている。

近江八幡なので、以前よりさらに遠くなってしまったけれど、月に1度くらいは行けるような時間に余裕のある生活がしたいところ。




GR DIGITAL





R-D1s / M-Rokkor 40mm F2





R-D1s / M-Rokkor 40mm F2





R-D1s / M-Rokkor 40mm F2


場所がちょっとわかりづらいけれど、彦根から行くと酒游館の1本手前の通り(よけいわかりづらいか……)。駐車場もあり。
ぜひ一度。

谷汲山華厳寺


R-D1s / M-Rokkor 40mm F2

時間があるときにじっくり書こうと思っていたのだけれど、それじゃあいつまでたっても書けないままなので、ひとまず写真だけでも載せてみようと思う。正月3日に岐阜の華厳寺に行ったときのもの。賞味期限切れだとは思うけれど……。

ほとんど思いつきで行ったので予習はもちろんのこと、さらに復習もしなかったのでどういういわれがあるお寺だとかそういうのはよくわからない。グーグル先生に聞いてください。

2枚以降はモノクロで。




R-D1s / M-Rokkor 40mm F2





GR DIGITAL





GR DIGITAL





R-D1s / M-Rokkor 40mm F2





R-D1s / M-Rokkor 40mm F2


正月休みにR-D1sでレンズテストでもとか言っておきながら、R-D1sにはロッコール40mmがつけっ放しになっていた。開放はF2と明るく換算60mmとなるとほとんどこの1本で行けてしまう。引きが足りないときはGRを使えばちょうどいい。
銀塩ライカのときは、ズミクロン50mmとエルマリート28mm(もしくはMロッコール28mm)の組み合わせがほとんどだったので、ちょうど違和感がないところがいい。


次回は、実家に帰省したときに行った宮島・尾道・鞆の浦の写真を掲載予定。

にゃー


OLYMPUS E-1 / 14-54mm F2.8-3.5 + (なぜか)EC14


猫パンチ!


うーん、仕事が終わらん……。
(写真とはいっさい関係ありません)

うーん、E-3ほしい。

うーん、全角英数ってこの世からなくなったらいいのにな。

うーん、ご要望にお応えしてモチさん(400年祭のサイトから拝借)。

ガンジス河でバタフライ


Leica M6 / M-Rokkor28mm F2.8 / CENTURIA 200

帰省したときに偶然「ガンジス河でバタフライ」の後編を見た。
長澤まさみが主演で、ほんとうにガンガーで泳いだという話はニュースで聞いていて興味があったのだけれど、放送日までは知らなかったので、後編だけとはいえ運よく見れてよかった。

インドが舞台のドラマといえば、沢木耕太郎の「深夜特急」のドラマ版だ。これはもう決定版!
あのときはバックパッカーブームで、ぼくも例にもれず旅に夢中だった。そのあと、沢田教一を扱ったドラマとか、「地雷を踏んだらさようなら」とか、アジアものが流行ったように思う。
そんなブームもすっかり去ってしまったころに(というか、ぼくがバックパッカーから足を洗っただけか)、ひさびさのアジアドラマということでちょっとうれしくなってしまう。

内容はというと宮藤官九郎が脚本というだけあって、はちゃめちゃだった。それでもインドでのいろんな出来事の描写は、思わずそうそうインドってそんなのよねぇって相づちを打ちたくなるような、あまり嘘くささがない感じに仕立てられていて好感が持てた。

途中のホーリーのシーンなんか、ほんとに懐かしかった。ぼくもあんなふうにホーリーに巻き込まれて色だらけになったことがある。色水だけじゃなく、道を歩いていたら建物の屋上から生卵を投げつけられたりもした。

コメディタッチながら長期旅行者の心情みたいなのもちらっと描かれていて、なかなかやるなぁと思ったり。

ところで、内容はともかく、うちのサイトとしてはやはり中谷美紀が盗まれて長澤まさみの手に渡ったカメラがなになのかが気になるところだ。
見た感じはニコマートFTNのようだったけど、ペンタ部の「Nikomart」と書いてある部分にロゴが2単語で書いてあるように見えた。例えば「Family Mart」みたいな2単語で頭文字が大文字の……。
誰か解明した人がいたら教えてください。

上の写真はバラナシの市街地の1コマ。リクシャに乗っているときに撮った。
こういう写真を見返すと、いまでもあの喧騒と様々なものが入り交じった臭いがふとよみがえるような気がする。

ニュートラル?


Rolleiflex 3.5F / PORTRA 400CN

試行錯誤しながらスキャン。

ネガをVueScanのRAW(DNG)でスキャンしたら、RAWなだけあってネガ像のままなので階調を反転させなければならない。しかも、ただ反転させただけでは緑がかった淡い画像となる(ようするにこれが川内倫子風か?)からネガのオレンジベースの色のぶんだけグリーンを引いてやらなければならない。はず。
要するにスキャナドライバのカラーネガモードはこのオレンジベースのぶんだけグリーンを引くというのを自動でやってくれていてそれなりに見れる画像が出てくるということだろう。さらにVueScanの場合はフィルムごとにオレンジベースの情報をプロファイルとして持っていて、より正確な再現が可能になるというわけだ。

さて、ではRAWの場合はどうか。
トーンカーブをひっくり返した状態でLightroomに読み込む。この時点では川内調の画像だ。RGBのチャンネルごとにトーンカーブがいじれれば調整は簡単なのだろうけれど残念ながらLightroomはそこまでの機能を持ち合わせていないので「カメラキャリブレーション」のパラメータで強引に調整する。どうやら「グリーン色度座標値」が大きな鍵をにぎっているようだ。それから「明暗別色補正」のハイライトの彩度。
あとは普通の現像ソフトと同じ要領で色温度やら色かぶりの補正も併用しつつ、明るさやコントラストを整えればできあがり。
ただ、トーンカーブをひっくり返しているので、「露光量」や「明るさ」などのパラメータは左右が逆になる。「色かぶり補正」も右がグリーンで左がマゼンタになってちょっとややこしい。

この方法が果たして正しいのかどうかはよくわからないけれど、ひとまずこれでRAWのままで最終画像まで辿り着くことが可能になる。どうしてもうまくいかないときはLightroomからPhotoshopに渡してレタッチすればいい。

と、こんな感じなのだけど、そんなに大変なことするくらいならVueScanで普通にTIFFで取り込んでPhotoshopでいじるほうが格段に簡単だよなぁとか思ってみたりして、なかなか前に進まなかったりする。

ちなみに上の写真では、テーブルのハイライト部分の緑かぶりがうまく除去できていない。こういうのは、1枚ずつパラメータの細かな設定で追い込んでいくしかないのか……。

誰か画期的な解決方法知りませんか?

川内倫子風パンダ


Rolleiflex 3.5F / PRO400

カラーネガをスキャンしているのだけれど、どれもこれも川内倫子風になる。あるいは中川正子風というか。

これはこれでいいのだけれど、じゃあほんとうのカラーネガスキャンの落とし所はどこにあるのかというのは正直疑問なところ。
あれは作風としてありだと思う一方、こんなに簡単にスキャンしただけでこんなふうな色が出てしまったら川内倫子も困るんじゃないかと思う。
というか、案外種明かしはそのへんにあるのだとしたらそれはそれで悲しい気もするし。

もしそうなのだとしたら、川内風を楽しむのではなくカラーネガのスキャンをポジのように仕上げるほうがより高度で腕のいいスキャンということなのかもしれない。

ともあれ、川内風のカラーネガは楽しいので、しばらくこんな感じの写真が続くかと思いますがお付き合いください。


Daily Photologにも川内風を何枚かアップしてます。

ブロニカ試し撮り

ブロニカETRSiの試し撮りモノクロネガを現像してスキャンしてみた。

スキャンに関しては機会を改めて書くつもりだけれど、おおまかな流れとしては、

VueScanでスキャン、DNG形式で保存      ↓ Abode Camera Rawで開きトーンカーブをひっくり返して パラメータを保存      ↓ Lightroomに読み込んでトーンの調整&ごみ取り


という感じだ。
これで、Apertureで管理するのと同じようにスキャン画像をRAWで扱うことができるようになるというわけだ。

で、それはともかく試し撮りの写真を2枚ほど。


BRONICA ETRSi / E75mm F2.8II / NEOPAN 400PRESTO

夜に部屋の中で撮るものがなかったので被写体が悪いのはご勘弁をということで。


BRONICA ETRSi / E75mm F2.8II / NEOPAN 400PRESTO

リサイズしているのでわかりにくいけれど、35mm判では到底かなわない中判ならではの粒子の細かさ。
このワークフローが確立すれば、かなり楽しいフィルム写真生活が送れそうだ。

ズミルックス! ズミルックス!

セブン社カメラ部のzenqさんにライカウィルスをうつしてしまって、晴れてライカユーザとなったのだけど、そのファーストライカがM6とズミルックス35mm初代。ついでにエルマリート90mm初代も。
うーん、なんともうらやましいかぎりだ。
で、このあいだレンズをちょこっとお借りする機会があったので、カラーネガで試し撮りをしてみた。フィルムはポートラ400NCで、全て開放で撮っている。


Leica M4-P / Summilux 35mm F1.4 / PORTRA 400NC


Leica M4-P / Summilux 35mm F1.4 / PORTRA 400NC


Leica M4-P / Summilux 35mm F1.4 / PORTRA 400NC


Leica M4-P / Elmarit 90mm F2.8 / PORTRA 400NC


ズミルックスの開放は、ほわほわでさらに周辺減光もすごい。
デジタルな現代では絵に書いたようなダメレンズだけど、こうしてみるといい味わいだ。今度はぜひ絞り込んで撮ってみたいところ。
エルマリートのほうはシャッタースピードが稼げなくてわずかにぶれているようでなんともいえない。0.72倍のファインダーでは、フレームが小さいうえに距離計も狙ったところでピントが合わせにくく、やはり90mm以上を使うならM3系のほうがいいのかなぁと思う。

ところで今回のスキャンで、ある画期的な方法を発見した。
ほんと、目から鱗って感じで、今後のスキャンがかなり楽しくなりそうな発見。

詳しくはのちほど。

彦根花火


OLYMPUS E-1 / 14-54mm F2.8-3.5

8月1日に行われた彦根花火に行ってきた。

いままで近くに住んでいながら会場の彦根港周辺には一度も行ったことがなかったのだけれど、今年は歩いて見に行った。
まあなんというか、ものすごい人出。で、年齢層が若い若い。ついでにD◎Nがたくさ(ry。

今年はまじめに撮ってみようと思って三脚とカメラを持っていってみたけど、結果は見ての通りの惨敗。露光しすぎで火事みたいに。いやはや花火って難しいですね。

来年からは少し離れたところでまったり見ようという教訓を得ただけでもよしとするか……。

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