Macの記事

Aperture 2 をさっそくさわってみた

Aperture 2

発表当日に注文したAperture 2だけれど、発送までに時間がかかるらしい。おそらく週明けくらいには届くのだろうけど、待ち切れなかったので試用版をダウンロードしてインストールしてみた。

すでにAperture 1.5がインストールされている場合は、トライアル用に別のライブラリがつくられるようになっている。二度手間になってしまうので、既存のライブラリをアップデートしようと試みたけれど無理なようだ。
トライアル用のライブラリをつくって、手動で既存のライブラリの中身をコピーしてみたが、これも認識せず。
仕方なくファイルメニューの読み込みで、既存のライブラリのプロジェクトを指定して読み込むことにした。
ちなみに、Apertureのライブラリはパッケージ化されているので直接ライブラリ内のプロジェクトを読み込むことはできない。いったんFinderで「パッケージの内容を表示」して、中のフォルダのエイリアスをデスクトップにでもつくっておけば、読み込みのときにライブラリの中にアクセスできる。といっても、ライブラリ直下にプロジェクトがある場合は無理だろうけど。
まあ、正規版が届いてからインストールすれば、問題なくライブラリをアップデートしてくれると思う。

さて、使い心地はというと……。

とりあえず、動作速度は恐ろしく改善されている。Lightroomと互角くらい。
いままで、なにかするたびにカーソルがレインボーになっていたのが嘘のようにさくさくきびきび動く。

インスペクタは左にまとめられタブで切り替える

インターフェイスは大幅に変更になって、右にあった現像のパラメータやメタデータなどのインスペクタは左のプロジェクトパネルと統合されて、タブで切り替えるようになった。Capture One 3.x系のインターフェイスに近い感じだ(もっともCapture Oneの場合は左右どちらでも切り替えることができるけど)。
パラメータを変更する際にうっかりカーソルを右へ持っていきそうになってしまうけれど、じきに慣れるだろう。そもそもCapture OneからApertureに乗り換えたときは、逆のことが起こっていたわけで、元に戻ったと考えればあまり苦痛はない。
しかも、パネルが左に集中したことで、ビューア画面がより広く使えるようになったのはいいことだと思う。

また、今までウィンドウ上部のツールバーにあった選択・回転・傾き補正・クロップといったツール類がLightroomと同じようにビューアの左下に移動している。これらのツールはたいていキーボードのショートカットを使うのでどこにあってもいいような気もするのでどこにあってもかまわないけれど、結果的に後発のLightroomの真似のようになってしまったのは少し悲しい。


ツール類はLightroomと同じくビューアの左下にまとめられた

ちなみに、「スポットとパッチ」ツールに加えて「レタッチ」ツールというのを新たに実装したようだ。Photoshopの修復ブラシもしくはスポット修復ブラシのようなもので、いままでPhotoshopで行っていた作業がApertureだけで完結させられるようになる。が、精度としてはPhotoshopやLightroomほどのものではなさそうで、けっきょくPhotoshopで仕上げをしなければならないような気がする。この点ではPhotoshopのノウハウを詰め込んだLightroomに軍配ありといったところ。

その他、細かいところでは、パラメータの調整がカーソルで可能になった。これは大きな進歩。というか、いままでできなかったのがおかしい。
また、現像エンジンも大幅に進化しているようで、E-1のRAWを読み込んだときのデフォルトの絵がどぎつかったのが自然になった。ラーメンノイズも改善されている。
サポート外のカメラでもDNGに変換すれば読み込めるようになったのもありがたい。これで、GRやR-D1sのRAWも正式サポートではないけど扱える。試しにVueScanでスキャンしたDNGも読み込んでみたが、こちらは無理だった。残念。
それから、ビネットやハイライト復元などの機能強化も重宝しそうだ。
あとは、歪曲収差補正があれば文句なしといったところか。

* * *

そんなわけで、まだちょこっとさわっただけだけれど、1.5から考えるとまったく別物といっていいほどの正常進化を遂げているなぁというのが感想。
すでに現像ソフトとしてはLightroomにユーザを持っていかれて忘れ去られた存在ではあるけれど、画像管理 + 現像という観点でいくと右に出るソフトはないのではないかと思う。Lightroomはライブラリ機能としてはいまいちだし。

いままで食わず嫌いだった方、ぜひ一度Aperture 2をお試しあれ。

Aperture 2 が登場

Aperture 2

アップルから、Aperture 2が発売された。

遅れて登場したAdobeのLightroomが確固たる地位を築いてから、アップルもApertureの開発にはあまり力を入れなくなったのかなぁと思いきや、登場から2年ほどでメジャーアップデート。
ユーザとしては、うれしい反面、予定外の出費にちょっと困ってしまうところだ。

新しいApertureは、新しい画像処理エンジンを搭載し、さらに高速になっているそうだ。
そして、さらに100を越える新しい機能が追加されているということらしい。ほんとうか?

ざっと見たところでは、飛んでしまった階調を復元するハイライト復元機能や、過飽和状態をさけて彩度を上げるヴァイブランシー機能、周辺部の減光を修正するビネット機能、さらにはPhotoshopのコピースタンプ(もしくはパッチツール)のような機能もあるようだ。
ついでにレンズの歪曲収差補正があればパーフェクトなところだけれど、残念ながら実装されていない。

ともあれ、ストレスなく動くようになって(この部分は期待が薄い)、さらに機能が追加されたとなれば、これはアップグレードしないわけにはいかない。
というわけで、さっそくアップルストアで注文した。
ほんとうは今月PhotoshopをCS3にアップグレードしようと思っていたのに、これで先送りになってしまった……。

* * *

ところで、いままで何度か書いてきたけれど、Apertureは残念ながらE-1のRAWと相性がよろしくない。バージョンアップして、どのくらい改善されたかは楽しみなところだけれど、それもあまり期待できなさそうだ。
実は、Apertureが登場したときから気になっていたのだけど、仕様には、オリンパスのRAW形式「.ORF」が書かれていない。実際には現像できるし、カメラ機種としてもサポートされているのだけど、いかにオリンパスの一眼レフがアップルの眼中にないかがよくわかってしまう。

E-3の普及でこのあたりも改善してほしいところだけれど、RAWサポートのページには、なぜかE-3の名前すらないところが悲しい。
確か、前のOSアップデートで対応したはずだったと思うのだけれど。

と思ったら、勘違いだった。そもそもE-3の購入を先送りにしたのはApertureの対応が遅れてるからだというのをすっかり忘れていた。
すでに後から発売されたD3や1Ds IIIに対応しているというのに……。

そんな不信感満点のApertureだけれど、インターフェイス的には最高で、今後とも末永くつきあっていきたいソフトだと思っている。
ついでにR-D1のRAWにも対応してくれないかなぁ、って、オリンパスでさえこの状況なのだから、無理だろうなぁ。

エルゴソフトがegbrigeの開発を終了

ついさきほど、エルゴソフトから「パッケージソフト事業終了のお知らせ」というメールが届いた。


当社は創業以来一貫してMacにおける日本語環境の向上に務めて参りました。とりわけ日本語ワープロ「egword」ならびに日本語入力システム「egbrigde」シリーズはMacintoshが登場した1984年から24年の長きにわたり、ユーザの方々から高い支持を受けて参りました。

このたび、Mac OS Xにおける日本語環境の成熟などから、パッケージソフト事業を終了する時期であると判断するに至りました。
ユーザの皆様には「egword」ならびに「egbridge」を24年の長きにわたりご支持いただきましたことを心より御礼申し上げます。



ぼくは、Macを使うようになってからずーっとegbridge(ユニバーサルバイナリになる前は大文字表記の「EGBRIGE」)を愛用してきた。はじめて使ったのはバージョン11だった。
メールの文面には「24年」と書いてあるから、ぼくがegbrigeを知るはるかはるか昔から存在していたわけだ。Wikipediaによると、バージョン1が登場したのが1985年。初代のMacintoshが登場した翌年ということになる。
egbrigeの長い歴史からすると、ぼくが使っていた期間はたかだか1/5程度でしかない。しかし、ぼくにとってはものすごく思い入れのあるソフトであることは確かだ。
最終バージョンである「egbridge Universal 2」こそ注文しそびれていたけれど、いままで新しいバージョンがでるたびにこまめにアップグレードしてきた。
細かいところまで気が利いていて、ぼくにとってはなくてはならないソフトだった。

たしかに最近のことえりは、昔ほどおバカではなくなったけれど、それでもegbridgeが必要ないとは全然思えない。
ATOKはどうも馴染めないし、しばらくはegbrideを使い続けることになるんだろうと思う。

それにしても、大好きだった製品が開発終了になるというのは悲しいものだ。
さっそくなくならないうちに「egbridge Universal 2」を注文しておこうと思う。

MTOSと気になるCMSツール

Movable Typeがオープンソース化したということで、このところちょっとさわっている。
バージョン4になってからさわったことがなかったので、管理画面の変貌に驚いた。
カスタムフィールドを標準で装備するなど明らかに進化している。

オープンソースになって今後どのようになっていくのかはよくわからないけれど、もし使えるようならこのブログもMovable Typeに逆戻りか……。って、まさかそんなことはないだろうけれど。

一時期Nucleusを妄信していたときは、なんでもかんでもNucleusでやってしまおうと思ってがんばっていた。もちろんMovable Typeのインターフェイスの出来のよさはわかっているし、かなわないとも思うけれど、柔軟なカスタマイズという点で断然Nucleusだというのは、いままでもブログで何度か書いてきたし、いまでもそう思っている。
でも、いかんせん、管理画面がかっこ悪い……。

ところが、このところ久々にCMSについて調べてみたら、いろいろと新しいの(ぼくが知らなかっただけだろうけど)が出てきているではないか。

2つほど気になったのがあったので書いておこうと思う。


ひとつ目は、「ExpressionEngine」。
GIGAZINEはこれを使っているらしい。

コア版はフリーで有料版はいろんな機能がついているということだ。


もうひとつは、「Frog」。
Radiant」というCMSをPHP化したものらしい。

ぱっと見たところ、とても洗練された管理画面だ。
ブログというより、どちらかというと、サイト自体を丸ごと管理するといった感じだろうか(詳しく見ていないのであてずっぽう)。
実は、うちのようなサイトをするのには、こういうタイプのCMSのほうがいいのかもしれない。


参照したMOONGIFTというサイトの丸ごと受け売りになってしまったけれど、この2つは気になるので正月休みにゆっくり取り組んでみたいと思っている。

Safari 3のフォントがおかしい

すでに一部で話題になっているようだけれど、Safari 3のフォント表示がおかしい。
これは、先日のTiger 10.4.11アップデートでTigerでもSafariがバージョン3になったことが原因のようだ。

Leopardにはあまり興味が(いやお金が)なかったので全然知らなかった。

症状はというと、CSSでゴシックを指定しているはずの部分が明朝で表示されるというもの。
全部が全部明朝になるわけではないようなので、CSSの書き方で違いが出てくるのかもしれない。

いま確認できたところでは、Movable Typeの管理画面のinputやtextareaが全て明朝で表示されている模様。一方でこのブログでは変化はない。
調べたところでは、mixiでも明朝になるようだ。
また、type属性がbuttonの場合にWindowsのような不細工なボタンになるようだ(submitの場合は従来通り)。

参考サイト

 

Internet Explorer 7といいSafari 3といい、新しいブラウザが出るとCSSを書いているものとしては非常にこまってしまう。
第一、それぞれの検証環境を新たにつくらなくてはならないわけだし。

で、IE7なんかは、個人的にMSが嫌いという理由もあって未だに全く未知の領域だったりする。
基本的にIEやSafariは違うバージョン同士が共存できないだろうから、別マシンもしくは別パーティションに環境をつくらなくてはならないわけで……。


ちなみに、まだ全然使い込んでないけれど、Safari 3のテキストエリアの拡大縮小はとても便利。
こういうのをブラウザレベルで実装してくれるとサイト製作側はJavaScriptであーだこーだやらなくてすむのでいいなぁと思う。
それから、タブが移動可能になって任意の場所に持っていけるようになったのも素晴らしい! いくつかのタブを行ったり来たりする場合にタブを開く順番を気にしなくてもすむのでものすごく便利だ。

というわけで今後もSafariのバージョンアップに期待……。
でも、そのわりになんか矛盾しているけれど、仕事用のMacは10.4.11にアップデートしないでおこうっと。

キーボードに梅酒をぶちまけた

おとといの土曜日、昼過ぎくらいからスキャンとレタッチをしようと思って、自宅でMacの前に向かっていたのだけれど、電話がかかって出ようとした拍子に、テーブルに置いてあったグラスいっぱいの梅酒をキーボードの上にぶちまけてしまった。

昼間から梅酒を飲んでいるのが悪いのだけれど、これがまたお恥ずかしいことに今月は財政難なのでビールのかわりに実家からもらってきた梅酒を飲んでいたわけで、これが水だったなら、完全に乾くまで待ってばよかったのだろうけど、梅酒なだけにたちが悪い。
まあ、しかし、休みの日にコンピュータに向かって水を飲むということはあまり考えられないので、それが梅酒でなくてもビールであれコーヒーであれ同じく大惨事になったであろうことだけは変わりないので、もはやどうしようもなかったわけだ。

さて、水浸しになったキーボードを本体から外してとりあえず風呂場に持っていってみた。
傾けると中に溜まった水がぽとぽとと流れ出てきた。アップルのキーボードは筐体が透明なので中に溜まった梅酒が見える。たぶん中身はベタベタになってるだろう。
こうなったら分解するしかない……。

いままでキーボードの掃除の際にキートップを外したことはあるけれど、本体自体を分解したことはない。
ひとまずキートップを全部外してみたが、やはり液体はそのさらに中に入っているようだった。


キートップを全部外したところ


本体の裏側を見ると、小さなトルクスねじで3ヶ所止められていた。ここを外せば分解できるはず。
トルクスドライバーのかわりに手元にあったマイナスドライバーを当ててみたら見事サイズが合って3ヶ所のねじを外すことができた。
これでキートップがはまっている土台部分(いわゆるキーボード本体)と外側の筐体部分が分離。筐体にはUSBの基盤があって、そこにキーボードのフレキシブルケーブルが直接刺さっていた(ちょっと文字では説明しにくいのだけど)。


さらに分解してばらばらに


筐体部分はさらにねじを外すことで透明アクリルと白のプラスティックとに分かれたので中に溜まった梅酒をきれいに拭き取ることができた。
キーボード本体部分もきれいに拭いて、これで万全だろうと組み直してMacに繋いでみると、どれかひとつのキーが押しっぱなしになった状態でうまく動作しないではないか。

せっかく組み直したのに、また同じ手順でばらす。
どうやらキーボード本体部分の中にも水が入ってしまっているようだった。

キーボード本体の裏側は30ヶ所くらいねじ止めされていた。
これを全部外すと、中から出てきたのはフレキシブル基盤だった。




中から出てきたのはこんな感じのフレキシブル基盤

この基盤は、2枚のシートが重なっていて、キーを叩くと2枚の基盤の接点が接触してどのキーを押したかの信号が得られる仕組みになっているようだった。ふーん、なるほど。

で、けっきょくのところこの2枚のフレキシブル基盤の間に梅酒が入ってしまったのが誤作動の原因だったようだ。
隙間に溜まった水をすべて拭き取ったら、無事正常に動作するようになったのだった。


というわけで、ちょっとした不注意から土曜日の午後を丸ごとキーボードの分解に費やしてしまったわけだけど、おかげでキーボードはきれいになったし、キーボードの中身がどうなっているかがわかったのでよしとしよう。
みなさんもコンピュータの前での飲食にはくれぐれも気をつけましょう。とくにノートだと致命的なんじゃないかと思われるので。 >誰となく

興奮して眠れなかったりするのでiPodのことなど

お恥ずかしい話だけれど、あまりに興奮して朝早くに目が覚めてしまった。時計は3時過ぎを差している。
小さいころこそ早起きしていたけれど、20歳を過ぎてからすっかり朝が苦手になった。普段はぜんぜん起きれないくせに、なんなんだこのモチベーション。

昨日書きそびれたけれど、免許センターに行って無事免許を取得してきた。
自動二輪の免許を持っているので、簡単な適性検査だけで1時間ほどで終わった。
ありがたいことに、追加で普通免許を取得してもいままでのゴールド免許は引き継げたようだ。車の免許取りたててゴールドなんて、へんな感じ。だって、まるっきり初心者ですよ。

書きそびれたついでにもうひとつ。
先週、パンダでの音楽環境を充実させるため、iPodを買った。
人生4度目のiPod。第4世代のクリックホイール、カラー液晶のiPod Photoといわれるバージョンだ。

今でこそiPodと白いイヤホンなんて当たり前に街で見かける組み合わせだけれど、ぼくがはじめて第2世代のiPodを買ったときは、白いイヤホンの人なんてほとんどいなかった。その頃からCMはたくさんやっていたから、恥ずかしいようなうれしいようなそんな感じだった。
当時は電車に乗ってバイトに行っていたから比較的よく使っていた。必需品といってもいいくらいだった。
それが彦根市内で働くようになり移動手段はもっぱら自転車や原付になって全然使わなくなってしまった。その間に第3世代、2代目Shuffleと買って、もうiPodもいらないなぁと思っていたところにパンダである。こりゃ、車内の音楽はiPodしかない。

車の中で使うだけだし、最新のビデオが見れるのなんて必要ないし、なにより出費は避けたいところなので、一世代前の中古を狙うことにした。第4世代クリックホイールのモノクロ液晶で中古が1万5千円から2万円くらいする。それでも新しいnanoなんかにくらべると十分お買い得感はあるのだけれど、車載のための周辺機器のことも考えるともう少し押さえたいところ。

そこでオークションを覗いてみたら、けっこうたくさん出品されているではないか。
ずーっと眺めていると、1000円スタートのジャンク品がかなり出品されていることがわかった。しかも、落下などで壊れたわけではなくiPodのソフトウェアが壊れていわゆる「サッドアイコン」が表示されているタイプのものが圧倒的に多い。
ここはひとつ賭けでジャンクを入手して初期化に望みを託してみようと思い、4000円程で起動しなくなったiPodを落札した。

届いたのは写真の通り、傷こそあるけれどそこそこ程度のいいiPodだった。しかも予想外に第4世代末期のカラー液晶タイプ。
さっそくアップルのサイトを参考に、ディスクモードで起動してMacにマウントを試みる。
案の定ファイルシステムが壊れているらしくマウントされない。先日のPowerBookのときとにたような症状だ。
PowerBookの一件で、ディスクのリカバリに慣れてしまったうえにユーティリティソフトを2つも手に入れたために復旧は簡単だった。

純正のディスクユーティリティでドライブを認識できない場合も、やはりDrive Geneusではたいてい認識できるようだ。無事ディスクを初期化することができた。初期化してしまえばこっちのものだ。
初期化が終わるとiTunesが勝手に起動してiPodをリストアするように促してくる。
あとはiTunesの言う通りにやればiPodは出荷時の状態に復帰するというわけだ。

オークションの出品者には申し訳ないけれど、ものの数分でジャンクiPodは元通りになった。
もっとも、ソフトが壊れただけではジャンクとも呼べないのかもしれない。

Windowsに対応して以降のiPodはMacとWindowsでそれぞれ別フォーマットで動作するようになった。
これは勝手な推測だけれど、FATに対応するようになってこの手の起動しないiPodが増えたんじゃないかと思われる。FATフォーマットのiPodってiPodの内部構造と相性が悪いんじゃないかと。
ぼくのところに来たiPodも案の定FATでフォーマットされていた。
で、初期化なんていう面倒な作業をしないユーザが新しいのを買ってジャンクとして放出する……。なんか、Windowsのコンピュータとそっくりの状況ですね(皮肉)。ま、アップルにとってはそのほうがありがたいのかもしれないけれど。

そんなわけで、格安でiPodを手に入れたい方はぜひ自己責任でお試しあれ。
ただ、くれぐれも落下や水没したものだけは注意してください。ハード自体がいかれていたら初期化のしようがないし。


さて、今度はiPodをどうやって車載するかだけれど、それはパンダが来てから考えようと思う。

次回へ続く(ほんとに続くのか?)。

PowerBookのその後

おそらくハードディクスのカタログ階層が壊れてしまったためにうんともすんともいわなくなってしまったPowerBook。
OS Xに標準でついているディクスユーティリティでは修復不可能だったので、前回も書いた通り最後の悪あがきとしてTechTool Proを購入してみた。

TechTool Proは、アップルも公認(?)の強力なハードディスクユーティリティツールで、アップルストアのジーニアスもこのツールで診断するとかいう噂(実際にみた訳ではないので不確かだけど)。

さて、ヨドバシに注文したTecTool Proが届いて、さっそく試してみた。
まず、ほかのMacにターゲットディスクモードで接続してみたが、認識不能でうまくマウントされないため診断が行えない。それで今度は、TechTool ProのCDから起動してみたら、うまいくった。さっそくハードディスクの診断をしてみたのだけど、やはり途中でエラーが出て失敗する。かなり深刻なエラーのようだ。

修復はあきらめて、次はファイル自体を救出を試みる。間違って消去したファイルをを救出するやつだ。
しかし、これもだめ。ファイル自体があることはわかるのだけど、それをほかのドライブに復元するときに失敗する。
丸2日かけて延々それを繰り返したけど全くだめだった。
こうなるともはやなす術がない。もうあきらめてしまおうかと思った。主に救出したいのはiTune Storeで買った曲と最近iTunesに取り込んだ曲くらい。その他にもこまごまとしたファイルはあるだろうけど、たいていバックアップがとってあるのでなくなっても困らないだろう。

そう思っていたら、もうひとつユーティリティソフトがあるのを思い出した。
その名は「DriveGenius」。TechTool Proの陰に隠れて目立たないけど、比較的早くからOS Xに対応したユーティリティソフトだ。その点ノートンとは大違い(ぼくはノートンをもともと信用していない)。

もうやけっぱちになって、このソフトも買ってみることにした。
ダウンロード版が用意されているのですぐに使うことができる。

起動してみた感じはTechTool Proよりもインターフェイスが優れている。
が、さっそく「修理」という項目から「検証」「修理」「再構築」を試みたところ、けっきょくどれも途中でエラーが出て中断。
やはり、どのソフトを使っても無理のようだった。

そうやって、何回もCDから起動しては失敗して再起動……を繰り返しているうちに、うっかり起動ディスク(壊れているHD本体)から起動させてしまった。
いままでなら、起動途中でフリーズして電源が落ちていたのに、なぜかそのときはちゃんと起動した。
起動には普通では考えられないくらい時間がかかったけど、どうにか起動できるようになったみたいだった。

さて、起動できたらこっちのもの。外付けハードディスクに必要なものだけバックアップしてしまえばいい。
と思ったら、今度は外付けハードディスクを認識しない。どうもルートのVolumesの階層がおかしくなっているようだ。
それからあれこれ考えて、再びターゲットディスクモードでほかのMacにつないだら、見事認識するではないか!
もうなにがなんだかわけがわからなくなってしまったけれど、とりあえず調子が悪くならないうちに、必要なファイルを全部コピーして一件落着。

結局のところ、いつの段階でどうして直ってしまったのかは不明のままだけど、どうにか必要なファイルが救出できたのでよしとしようと思う。
PowerBookはフォーマットし直してクリーンインストールすれば復活するだろう。

というわけで、PowerBook不調から1週間……。悪あがきの末、いちおうなんとか復旧することができた。
それにしてもユーティリティソフトを2つも買ってしまって痛い出費。
みなさんもハードディスクの故障には十分気をつけましょうね。今回は論理的な不調だったけど、これが物理的な故障だとどうにもなりません……。やはり、日々のバックアップは大切だなぁと。

ところで、前回書いた「伝家の宝刀」とは、iMacの24インチ。今年の2月に買ってそのままになっていた(経緯は省略)。
さすがに狭いわが家に24インチはやりすぎだなぁと思うけれど、快適ですよ、広い画面。これに慣れてしまうと仕事で使っている20インチが狭く感じてしまうほど……。

しばらくはiMacをメインで使って、PowerBookには休んでもらうことにしよう。

PowerBookがつぶれた

おとといの夜から調子が悪かったPowerBookが、昨日ついに起動不能になってしまった。

起動音はするものの、そのあとグレーの画面にリンゴマークが出てその下で歯車のアイコンが回り出したところで電源が落ちてしまう。
さらに、インストールディスクから起動しようとすると、グレーの画面に道路標識の駐車禁止と同じマークが出てきてそのまま動かなくなる。こんなことはじめてだ。

インストールディスクから起動しないということになると、他のMacに繋いで検証するしかない。
ターゲットディスクモードで起動して、仕事で使っているG5に繋いでディスクユーティリティで検証してみたら、検証途中で処理が中断してしまう。


ボリューム“Machintosh HD”を検証中
ボリュームヘッダが正しくありません
HFS+ ボリュームを確認中です。
エクステントオーバーフロー・ファイルを確認中です。
カタログファイルを確認中です。
同階層のリンクが正しくありません
ボリューム“Machintosh HD”に若干の修復が必要です。
エラー:基になるタスクが終了時に失敗したことが報告されました

1 個の HFS ボリュームを確認しました
ボリュームを修復する必要があります

ということで、どうにもならない。
PRAMクリアもしてみたし、パワーマネージャのリセットもしてみたけど症状は変わらず。

とりあえず最後の悪あがきとして、Tech Tool Proを注文した。
でも、よく考えたらインストールディスクから起動できない時点でハードディスクではなくロジックボードあたりの故障の故障じゃないかなぁという気もするのだけれど。

これじゃあしばらく家でネットができなくなってしまう。ネット難民ですよ、まったく。ということで、ついに伝家の宝刀を抜くときが……(伝家の宝刀がなにかという話はまた後日)。

ついでに、関係ないけれど昨日は朝からわが家の水道が止まってしまってたいへんだった。
うーん、なんかの予兆か。

Photoshop カルトクイズ

某所で話題の「Adobe Phothop カルトクイズ」に挑戦してみた。
結果は以下の通り。

っていうか、後半なんてほんと、そんなこと知ってるわけないじゃん! っていう問題ばかりだった。
それから、バージョン6以降のユーザとしては昔のバージョンのことはさすがによくわからないし……。

そんなわけで、待望のインテル完全対応のCS3登場で盛り上がっているようだけど、ぼくの今の懐具合ではしばらくアップグレードはできなさそうだなぁと。

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