Macの記事

Tigerをめぐるあれこれ

ここ1ヶ月Tigerを使ってみての感想などを少々……。

まず一番最初に、ぼくが導入したのが遅かったというのもあるけど、たいてのアプリケーションはTigerでもちゃんと動くし、メジャーどころは対応済みだったということで、ほとんど問題なく使える(当たり前か)。
すっかり勘違いしていて、Capture OneはTiger未対応なんだと思い込んでいたけれど、3.7で対応していたらしい。これは参った。おかげで導入が半年も遅くなってしまった。

その他の周辺機器については、コニカミノルタのフィルムスキャナ DiMAGE Scan 5400 IIのドライバが起動不能になった。これは、上書きインストールがいけなかったのか?
ドライバのアンインストール・インストールを繰り返し、果てはTigerの再インストール(アーカイブ・インストール?)までしたけどダメだった。
で、結局なんかの拍子に勝手にクラシック環境で起動するようになってしまって(しかも起動に失敗する)、Finderの「情報を見る」で「Classic環境で開く」のチェックをはずしたら(勝手にチェックが入っていた)無事起動。
この辺はOS Xネイティブのアプリケーションじゃないだけにちょっと不満。しかも、コニカミノルタだけに今後アップデートが行われるとも思えないし。

それから、マニアックなところでは、Apacheのhttpd.confの内容が一部変わっている模様。ぼくはローカルでCGIやPHPを動作させるために、httpd.confを書き換えているのだけれど、アーカイブ・インストールをしてしまったためにデフォルトに戻ってしまって、G5のhttpd.confを丸ごとコピーしてみたら、見事にApacheが起動しなくなってしまった(つまり「システム環境設定」 > 「共有」の「パーソナルWeb共有」が有効にならない)。
で、ターミナルでApacheを起動させていて気がついたのだけど、「Rendezvous(ランデブー)」の名前が「Bonjour(ボンジュール)」に変わったのが原因らしい。モジュールの名前が変わったので読み込めずに起動できなかったということだ。
確かにiChatなんかもBonjourに変更になっていた。商標の関係でRendezvousという名称が使えなくなるとは聞いていたけど、Tigerから変更になったようだ。

次に、前にもちょっと触れたけど、Spotlight。これはTigerの目玉のひとつでもある。
検索が従来に比べて格段に早くなって快適、快適。ただ、Finderウィンドウの右上の検索フィールドが、いままでだったら「このフォルダ以下」か「ドライブ全体」とか選べていたのが、一旦Spotlightのウィンドウになってそのあと絞り込むという手順に変わった。これはちょっと使いにくいかも。
もっとも、目的のフォルダを開いたあとにキーワードを入力という従来の使い方をしなくても、Spotlightで一気にキーワードを入れてしまえばいいわけだから使い方の問題だとは思うけれど。
Spotlightは、メニューバー右とFinderウィンドウの右上、それにコマンド + Fキーでもアクセスできる。すでにOS Xになってからファイルの検索はSherlockの領域ではなくなっていたわけだけど、そういえば昔はコマンド + FキーでSherlock起動してたよなぁってしみじみしてみたり。
ちなみに、いま見てみたらいまだにSherlockはちゃんと存在していた。ちょっと使い道的によくわからないのだけど、たぶんいまではWatsonの機能をパクったようなソフトになってるんじゃないかと思う。
それから、Spotlightとスマートフォルダのウィンドウはほとんど同じみたいで、このあたりはちょっとインターフェイスがこなれてないんじゃないかと思う。ま、Leopardが出る頃には整理されてるでしょう。

あと、気になるところでは、Automatorなんかもあるけど、いまのところ使っていない。おそらくAppleScriptのGUI版なんじゃないかなぁと思っているけど。
ついでに、Tigerの売りのひとつ、Dashboardはうっとうしくていまだになじめない。Konfabulatorでいいんじゃないかと。うっかりF12を押すとDashboardが出てきて非情に作業効率が悪いので使わないことにした。特になくて困るわけじゃないし。

と、むちゃくちゃに書きなぐってみたけど、こんなかんじだろうか。
AdobeのApertureキラー、Lightroomもインストールして使ってみたのだけど、そのあたりのことは、また今度。実は明日Apertureが届くので比較も含めてもっとちゃんとレビューみたいなのを書いてみたいと思う。

Good Bye ! Internet Explorer キャンペーン

最近、カメラ・写真のネタが少ないのだけれど、またしてもCSSとHTMLのお話。
ちょっと前の記事みたいだけど、おもしろかったので取り上げてみる。

MSN-Mainichiの文句が思いっきり、しかもなかなか的を射た感じに書いてある。
ぼくは新聞は断然毎日派なのだけれど、その毎日新聞がよりによってマイクロソフトと組んでしまったのが残念でならない。

で、この作者は、


なお、僕個人が、

・MSNが、Internet Explorer以外のブラウザを排他的に扱っていることに怒りを感じている
・tableタグを使った旧来のHTMLコーディングを続けているWebデザイナーに不満を感じている
・XHTML信者である

という、偏向的な意見を持っていることに注意して読んでもらいたい。

と書いているのだけど、このあたりに妙に共感を覚えて、なかなか楽しかった。

ついでに、このサイトの左下に、Internet Explorerをごみ箱に捨てるスクリーンキャプチャが載っていて、「Good Bye !」と書いてあるのにも感銘を受けた。



ということで、ぼくも似たようなのをつくってキャンペーンに参加(?)。
それから、うちのサイトもアフィリエイトとか取っ払って(どうせ儲かってないし)、XHTML1.0準拠のきれいなソースのサイトをめざそうかなぁと考えてみたり。で、かわりにFirefoxのバナーと「Internet Explorer Good Bye !」キャンペーンを載せることにしよう。

うーん、なんだか今日はよくわからない感じです(いつもか?)。
いちおう関連リンクということでこれも載せておきます。Mozillaの日本活動団体「もじら組」がWEB標準化について書いています。


ちなみに実はきれいなソースのサイトをめざしてちょっと前からリニューアル作業をしております。が、先週末にがんばってつくったのはどうもいまいちだったのでお蔵入りとなり、また1からやりなおし……というわけで、近々リニューアルできたらと思っています。

CSSのバグ

正確には、ブラウザのCSS実装のバグといったほうがいいんだろけど、週末からずっとこのCSSバグと闘っている。
で、なかなか便利なサイトを見つけた。

なんか、自分ではちゃんとソース書いたつもりで他のブラウザで見たらめっちゃ崩れてて、「いや、実はここの色はほんとは違うんですよ」とか言い訳するのって情けないなぁと思う。
どんなブラウザでもほとんど同じように表示されるソースがかけるようになりたいものです。

でも、前にも書いたけれど、みなさんFirefoxを使いましょうね。もしくはOpera。
InternetExplorerのいい加減さにはつきあってられません。

ちなみにちょっと前からタイトルの1文字目だけ大きくしてみたのですが、MacのInternetExplorerでは文字化けしてるんじゃないかと思います。これは疑似要素「:first-letter」の対象が2バイト文字だったときに化けるというバグです。
ま、別に1文字目を大きくしなきゃいいんですけどね……。

タイポグラフィの話

大日本スクリーンのサイトに「タイポグラフィの世界」というおもしろいコーナーがあった。書体とか組版とかの専門の人たちがコラムを書いていたりする。
たまにはこういうの読んで勉強するのもいい。海津ヨシノリという人の「組版外伝」がおもしろかった。

ところで、ぼくはWeb関連がほとんどなのでフォント選びに困るというのはそんなにない。まぁ、欧文フォントはたくさんありすぎて困ることもあるけれど、少なくとも日本語フォントではそんなことはない。
しかも、日本語のフォントだとあまりへんな書体は使いたくないし、そもそもたくさん書体を持っていないので、けっきょく明朝かゴシックかの2パターンの選択ということになる。
ちなみにぼくは、明朝はヒラギノ明朝、ゴシックは小塚ゴシックがそれぞれ気に入っている。この2つがあればたいてい事足りる。

ヒラギノ明朝と小塚ゴシック

Mac OS Xには最初からヒラギノシリーズのきれいな日本語フォントが入っているし、さらにPhotoshopについてくるAdobeの小塚明朝と小塚ゴシックがあればそれでじゅうぶん。
それに引きかえ、Windowsのコンピュータには最初からアホほどへんな書体が入っていてよろしくないなぁと常々思っている。そのうえMSゴシックは品がない。だからWordなんかでつくった美しくないポップやチラシなんかが世の中に氾濫するんじゃないか……。

Windowの悪口はさておき、もう少しフォントのことも勉強しなければなぁと思っている。
そういう意味で、大日本スクリーンのサイトはとってもためになる。みなさんもご一読あれ。

恐ろしい時代がきましたよ - Adobe Web Bundle

Adobe Web Bundle

先日(厳密には現地時間で12月3日)AdobeがMacromediaの買収を完了したことを受けて、ものすごい製品が登場。
なんと、Photoshop、IllustratorなどのCreative Suite 2にMacromediaのStudio 8をバンドルしたAdobe Web Bundleというもの。

これって、ドラクエとファイナルファンタジーを抱き合わせで売ってるようなもんなんじゃない。恐るべしAdobe。いよいよ一社独占って感じになってましたねぇ。
ま、事実他にかわりになるソフトがないのが現状なわけで、仕方ないことかも。


ところで、日本のアップルストアでも英語版のApertureの販売をはじめたらしい。
すでにアメリカではいろいろレビューもでてるみたいなのだけれど、RAW現像がいまいちみたい。他の使い勝手は抜群によさそうなだけに残念。バージョンアップに期待か。

今日のデスクトップアイコン

今日はVirtual PC

今日見てみたら、今度はVirtual PCのアイコンになっていた。昨日から再起動してないにもかかわらず……。っていうか、なんでVirtual PC?
とんでもないなぁ、Aperture……。

で、そのフォルダを開くと……


スクリーンキャプチャ

こんな感じで、フォルダのタイトルバー(?)には、あのいまいましきAperture Checkerのアイコンが……。まったくどうなってんだか。
でも、明日はなにのアイコンに変わるか楽しみだったりもする。

Apertureに関する悲しい出来事

米Appleのサイトで、「Aperture Compatibility Checker」なるものが配布されていたので、さっそくダウンロードしてみた。要は、自分のコンピュータでApertureが動くかどうかをチェックしてくれるツールということらしい。

さっそく試した結果がこれ……



「あなたのグラフィックカードは、Apertureの最低条件をクリアしていません」だそうな。
さすがに2つ目のTigerじゃないと動きませんってのはわかるけど、まさかグラフィックカードが引っかかるとは……。
ということは、Apertureを導入するには、一緒にグラフィックカードも買わないといけないということになる。もちろんTigerも。
一番安いと思われるRadeon 9600 Proで25,000円くらい。Tigerが14,800円。ソフト自体は6万前後だろうけど、プラス4万となると、10万の大台に乗ってしまう。
Apertureへの道程はほど遠い……。

ちなみにこれは仕事で使ってるG5 Dual 1.8GHzの話で、たぶん家のPowerBookはクリアしてるはず……。


へんなアイコンになった

で、おまけにこのAperture Compatibility Checkerを実行したらルートのデスクトップのアイコンがへんなのに変わった(右図参照)。なんか、とんでもないなぁ、Aperture……。

QuickTimeの調子が悪い

なんか、根本的に間違っているような気がするのだけれど、QuickTime 7をインストールしてから、ムービーで音が出ないという症状が出はじめた。
6と7を共存させようと思ったのがそもそもの間違いだったような気もする。
おとなしく7のProキーを購入すればよかった。

AppleのDiscussion Boardsにも、似たような症状の人がたくさんいて、みんな6に戻しているようだ(とくにPantherユーザ)。
リインストーラが配布されているのだけれど、ぼくの環境ではなぜかはじかれて実行できない。まぁ、でも、mp3などの音声ファイルの音が出ないだけだし、次のバージョンがでるまで放っておこうかとも思っている。

ところで、Discussion Boardsには、いろんな人がいろんな方法を試していて、中には、


アプリケーション > ユーティリティ > Audio MIDI 設定を開いてみてください。
オーディオ出力のフォーマットが44100.0Hz以外になっていませんか?
これを44.1KHzにしてみて、再起動後にどうなるか見てみてください。

っていうのまであった。
たしかに、Audio MIDI設定を開いてみたら、44100.0Hzになっていた。でも、こういうのって、どうやって見つけるのか。すごいですね。


ともあれ、今月は厳しいのでまたしてもProキーの購入はお預けです。

追記 2005/11/07

その後、QuickTime 7.0.1 Reinstaller for QuickTime 7.0.3というのがAppleからリリースされているのを発見。さっそく適用してみると、QuickTime 6.5.2に戻せて見事に不具合が直りました。
やっぱり共存は無理だったみたい。ともあれ、直ってよかった。

スティーブ・ジョブズ氏の「仕事の意義・人生の意味」

ちょっと前に見つけていたのだけれど、今日じっくり読んで、とっても感動したのでアドレスを貼っておきます。

ほんと、スティーブ・ジョブズってすごい人ですねぇ。

追記 2008.02.13

当時の映像に日本語字幕をつけたものを公開している方がいたのでご紹介。

 

Apple、画像編集ソフトApertureを発表

どうやら、Apple製のPhotoshopみたいなもんだと思うのだけれど、すごいものつっくちゃいましたねぇ。


Apertureがフォトグラファーにもたらすものは、ちょうどFinal Cut Proが映画作りにもたらしたものに相当すると言えます。

ということなので、かなり期待できるものなのでしょう。興味津々。
でも、実際のところPhotoshopで十分に事足りてるわけで、Photoshopを上回るすごい機能がないとなかなか乗り換え需要はないんじゃないかなぁとも思う。
アメリカでの価格は499ドルで11月から販売らしい。日本での販売はもっとあとかなぁ。
ちなみに「Aperture」とは、写真用語では「絞り」という意味。なかなか憎いネーミングですねぇ。

Appleのニュースリリース

本家アメリカのサイトでは詳細が見れるみたい。でもQuickTime 7を入れていないのでムービーが観れなかった……。


ついでに、デュアルコアCPUを2基搭載したPowerMac G5 Quadとスクリーン解像度がアップしたPowerBookも発表になった。なんだか目が離せないですねぇ。
それにしてもこの秋はほんとに新製品ラッシュで、そのうえ財布の中身は少なくて、うれしいような悲しいような……。

その後……

どうにも気になってしかたがないので、QuickTime 7をインストールして米AppleのApertureのムービーを見てしまった。これはいいかもしれない。
パラメータの設定を一括適用できるようだし(これが快適にできるのはいまのところCapture Oneのみ)、ビューア機能もよくできているみたい。使い勝手は抜群によさそう。

余談ですが、クイックツアーのビデオ自体もとても凝っていて、非常に楽しめた。Web配信のビデオとは思えないほど高画質なのはH.264コーデックのなせる技か。
ちなみに、バージョン6と7は共存できるらしい。QuickTime Proの機能が使えなくなると思ってずっとバージョンアップは控えていたのだけれど、実は関係ありませんでした。当面は、映像編集は6を、一般のムービーは7をというふうに使い分けることになりそう。
っていうか、はやくをQuickTime 7 Proのシリアルを買えばいいのだけれど、3400円をけちってしまっておるわけです。

追記2005/11/01

やっぱり2つのQuickTimeが存在するというのは具合が悪いようで、その後、QuickTime Playerの音が出ないという症状が発生……。

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